藤沢烈さんが提示する「社会起点マーケティング」。

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こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きです。社会課題の解決を考えるキーワードの一つとして、藤沢烈さんが提示しているのが、「社会起点マーケティング」です。新刊『社会のために働く 未来の仕事とリーダーが生まれる現場』から引用しましょう。

「これまでのビジネスは、商品やサービスに価値設計をして、今ある市場の中でのシェアを増やしたり単価を上げたりする「市場起点」のマーケティングがほとんどでした。その場合、市場はどんどん細分化され、顧客の奪い合いが起こります。しかし、被災地で今起きているのは、儲かるかどうかは一度置いておいて、社会から求められている課題は何かを追求する「社会起点マーケティング」です。被災地で求められる社会課題に向き合うことは、長いスパンを見越した価値の創造になります。見守りもしてくれる宅配、コミュニティ付きの住宅、ストレスのない移動手段......。あらゆる人たちがそれらを必要とする時期になったら、それは一気に巨大マーケットになる可能性があります。そのとき、今までになかった価値を提供できる企業は、その巨大マーケットの中でルールメイカーになることができます」(p143-144)

この文脈で、本書ではヤマト、積水ハウス、ジョンソン&ジョンソン、トヨタの事例が取り上げられています。被災地で求められるニーズを満たすことで、新たな事業を発見することにつながる。これも「本業」の再発見なのではないかと思います。さまざまな企業が被災地に人を送り、さまざまな復興事業にかかわるのは、この「社会起点マーケティング」のためでもあるのでしょう。

本書には他に、グーグル、キリン、ヤフー、UBSの事例が活写されます。

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このページは、karamaruが2015年3月 4日 17:57に書いたブログ記事です。

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