ギリシャ債務問題のキーマンの一人はルクセンブルク前首相。

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こんにちは、からまるです。

ギリシャ債務問題がいよいよ最終段階に至ろうとしているようです。今日のブルームバーグの報道によると、あと数時間後にユーロ圏首脳会議が臨時開催されるとのこと。この会議にはドラギECB総裁、ラガルドIMF専務理事、欧州委員会のユンケル委員長、ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)のデイセルブルム議長も参加するそうです。日本が朝を迎える頃、ギリシャにはどんな運命が待ち受けるのでしょうか。

ところで、首脳会議に加わるこの4人の前職をご存じでしょうか。マリオ・ドラギ総裁はイタリア中央銀行総裁、クリスティーヌ・ラガルドは言わずと知れたフランス経済・財政・産業大臣、デイセルブレム議長は現職のオランダ財務大臣です。

残る一人、ジャン=クロード・ユンケル委員長はルクセンブルクの首相でした。国土面積も人口も小さなルクセンブルクの政治家がこのような重責を担っているのは(歴代12人の欧州委員長のうちルクセンブルクからは3人選出)、歴史的経緯がいろいろあるのでしょうが、ユンケル委員長の場合、一つはメルケル・ドイツ首相の強力な人事だったそうです。からまるは不勉強でしたが、最近読んだ、今ベストセラーになっているエマニュエル・ドットさんの『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』(2015年5月刊、文春新書)でこのことを知りました。この人事に終始反対だったキャメロン・イギリス首相を「屈辱的な目に遭わせた」とドットさんは書いています(P24)。

もう一つは、やはりルクセンブルクが金融都市であり、タックスヘイブンであることと無関係ではないのでしょう。前にもご紹介した『マネーロンダリングの代理人』(エルネスト・バックス、ドゥニ・ロベール著、2002年4月刊、徳間書店)を読むと、ルクセンブルクという国家の特異性がひじょうによくわかります。

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このページは、karamaruが2015年6月22日 18:41に書いたブログ記事です。

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