竹森俊平さん『欧州統合、ギリシャに死す』の表紙にはやはりあの写真を。

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こんにちは、からまるです。

ギリシャに死す.jpg
竹森俊平さんの新刊『欧州統合、ギリシャに死す』の表紙は写真でご覧のような感じです。帯には写真を使いました。左手にドイツのメルケル首相、右手にギリシャのチプラス首相が対峙した形でにらみ合っています。真ん中にいるのはフランスのオランド大統領なのですが、ここはまあ顔が見えなくても、と。

この写真に見覚えのある方はたくさんいらっしゃると思います。度重なるEU会議の最中のワンカットで、この写真が新聞に載ったのを見たとき、本の表紙に絶対使おうと決めていたのです。デザイナーさんにも無理なく気に入ってもらい、文字のレイアウトもうまくいったと思います。装幀をしてくれたのは、竹内雄二さんです。

メインコピーには、「ドイツ一極支配の衝撃」と入れました。これはやっぱりエマニュエル・トッドさんのベストセラー『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』(2015年5月刊、文春新書)を意識していますね(販売からの、この本との併売を書店さんに提案できるようにしたいとの声もあり)。ギリシャ危機最中の6月のエントリでトッドさんのこの本について書いたように、ギリシャ通貨ドラマのストーリーをこんなにも波瀾万丈のエンターテイメントにしているのは、ドイツの存在があるからです。「ドイツ」という言葉がどうしても表紙のどこかに欲しかったのでした。

竹森さんは今回、ドイツについて実に多様な分析をしています。ギリシャ危機で果たしたドイツの役割の歴史的な大きさが、『欧州統合、ギリシャに死す』のメインテーマなのです。

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このページは、karamaruが2015年8月19日 19:21に書いたブログ記事です。

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