角幡唯介さん『探検家の日々本本』毎日出版文化賞書評賞の選評にあった金言。

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こんにちは、からまるです。

ノンフィクションの大傑作『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(集英社文庫)ほか、多数の著書でなんらかの賞をとっている角幡唯介さんが、またひとつ受賞作を増やしたようです。毎日出版文化賞書評賞に決まった『探検家の日々本本』(2015年2月、幻冬舎)です。

その受賞の声と選評が昨日付の毎日新聞に掲載されています。ノンフィクション作家がノンフィクション作品の書評をした本についてなので、じつに勉強になりました。とくに高樹のぶ子さんの選評の、角幡さんの本から引用しつつ書かれた、次の部分。

「ノンフィクションの成功は『予断が覆された時に生じる自分の感情のぶれをどのように描き出すかという、ただその一点にかかっている』ことを見抜く。万事予定どおりには行かず、予断が覆される恐怖や戸惑いを、常に身体で知っている探検家ならではの認識が、ノンフィクション論になっている」

金言だと思います。まるで自分の仮説がすべて正しいかのように対象を観察し、仮説を補強する部分しか見ないような書き方をしたノンフィクションをつい最近も読みました。そういう本が賞をとったりもすることがあると、むなしい気持ちになります。…とえらそうなことを言う前に、からまるもこの本読まなくちゃ。

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このページは、karamaruが2015年11月 9日 12:39に書いたブログ記事です。

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