『いつも余裕で結果を出す人の複線思考術』が提唱するローテーション方式読書法。

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こんにちは、からまるです。

齋藤孝さんの11月25日発売の新刊『いつも余裕で結果を出す人の複線思考術』についてのエントリの続きです。「複線思考」と「単線思考」の違いを実感できる、とても身近な例が、齋藤さんも実践されている「ローテーション方式」の読書法です。

一冊の本を読み始めたら、それを読み終えるまで次の本を読まない。これが単線思考方式ですね。その本全体をちゃんと理解するまで読むのに集中するのですから、それはそれでいいかもしれません。しかしページをめくるのも煩わしいほどの傑作ミステリーならともかく、仕事で読む本、勉強のための本は、なかなかそうはいかないですよね。やっぱり途中で飽きてしまいます。

そうすると、ただでさえ忙しい毎日、なかなか読了できず、次の本に取りかかれない。これでは読書量はぜんぜん増えませんし、結果として読書習慣が身につきません。それならいっそ、気が向くままに手当たり次第に面白そうな本を読んでいったほうがいいのでは? 齋藤さんは、その通りだと本書で書いています。

齋藤さんは複数の本を並列して読んでいるそうです。それも二冊や三冊ではありません。

「その数は一〇冊から多いときだと三〇冊にもなります。一日のうち、ある本は五ページを読み進め、次に手にした本は二〇ページといった具合で、読み進めるページ数はバラバラですし、しばらくの期間、中断してしまう本もあります」(p157)

これがローテーション方式です。しかし、これだけ多数の本を並行して読むと、次に同じ本を読むとき、どんな内容だったか覚えていられるかどうか不安です。齋藤さんは、「中断していた期間がたとえ一ヵ月あったとしても、本を開いた瞬間に、ついさっきまでその本を読んでいたかのように、すっと本の世界に入っていけるのです」と書いておられますが、これは訓練とか、慣れとかによるのでしょう。そこにこそ本書が提唱する「複線思考術」が生きると思います。

ともあれ大事なのは、「並行して読むと、たとえ一冊の本が止まったとしても、他の本は生き残ります」(p157)という点なのです。一冊で我慢しないで、並行してどんどん読む。その複線思考習慣を身につけるうちに、大量の本の多彩な内容が身につくように、おのずと脳が学ぶのではないでしょうか。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2015年11月10日 19:15に書いたブログ記事です。

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