古賀史健さん「1階にいきなり紳士服売り場があると誰も来ない」。

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こんにちは、からまるです。

昨日の続き、百貨店のイメージをどう執筆に生かしていくのか。古賀さんは構成案をつくるときに百貨店と同じように考えて、「本の第1章はデパートの1階」と言います。

百貨店の1階はずっと、ほぼ例外なく化粧品売り場です。華やかで香り高いのが化粧品売り場。からまるは中高校生のとき、ここを通るのがかなり気恥ずかしかったものです。目当ては上のほうの階にあるレコード売り場や書店などだけれど、そこへ行くにも化粧品売り場を通らないわけにはいかない。でも、あの華やかさと香り高さからは、気恥ずかしいけれども百貨店の高揚感が伝わります。百貨店の1階は化粧品を売るためのスペースなのではなく、来店者に高揚感を与えるためのものなのだろうと思います。

第1章は、こういう高揚感を与えて、うれしがらせてくれるもの。古賀さんは公開インタビューで「1階で面白くなかったら、お店を出ちゃうんと思うんですね」と。「1階にいきなり紳士服売り場があったりすると、多分誰も来ない」。

では、2階はどうするか、3階はどうするか、レコード売り場や書店はだいたい7階とか8階で、つまりそういう趣味的なものは上のほうにある、という具合に百貨店全体のイメージを章構成に応用するのだそうです。古賀さんの話を文字起こしから引用します。

「起承転結みたいなストーリーにするよりは、1階に何がある、2階に何があるみたいなところで、このデパートはこういうコンセプトのお店ですよと最初の段階でお客さんにわかってもらうというか、読者の方に1章2章ぐらいのところで理解してもらう」

なるほど。しかしからまるが本当に驚いたのは、これの後の作業なのです。

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このページは、karamaruが2016年6月10日 18:19に書いたブログ記事です。

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