映画「Fake」に映る自画像。

|

こんにちは、からまるです。

周囲で話題のドキュメンタリー映画「Fake」(監督、森達也 出演、佐村河内守)を遅ればせながら渋谷のユーロスペースで見てきました。いろいろな意味で面白く興味深い作品でした。

多くの人が関心を抱くポイント(本当に聴力がないのか? 本当に作曲できるのか?)とは違ったところでからまるの印象に残ったのは、来客として訪れる3組のメディアの方々です。フジテレビの二つの番組の、それぞれの責任者たちと、アメリカの雑誌メディアの編集者+記者です。

まずフジテレビの方々(とくに二番目の大晦日特番への生出演の依頼)。みなさん企画書を見せて、出演を交渉されています。ただしバラエティ番組なので、司会者は芸人さんです。佐村河内さんの懸念を先取りするように、番組責任者の方が、芸人さんとはいえ、けっして佐村河内さんのことを笑いの対象にすることはありません、とおっしゃします。しかし、企画書の中には「2014年を笑い飛ばす」と書いてあります。それを佐村河内さんが指摘すると、「いやいや、そうは書いてありますが...」とあいまいに否定するような物言いに。佐村河内さんが「マスコミには間違いを正してほしい」と訴えると、4人の来訪者が一斉に深くうんうんと頷きます。

おそらく、からまるも同じ立場だったら、これと同じように振る舞うと思うのです。ご本人になんとか出てほしい(あるいは本を書いてほしい)。そのためなら、まずはご本人の意に添わなければ話が始まりません。そうしないマスコミ人がいることのほうが考えられません。でも、この場面、どうしようもなく滑稽に見えてしまいました。観客の方々もそうだったのではないでしょうか。

佐村河内さんはこの出演依頼を断ります。実際にこの番組に出演したのは、新垣隆さんでした。新垣さんは芸人さんたちに笑いの対象としていじられ、けっこう無理なことをやらされていました。出演者が違えば展開も違うでしょうが、佐村河内さんとしては、自分もこうされたのではないかという思いを抱くのは当然だと思います。テレビ番組を面白くするために、視聴率を取るために、なぜ自分が出なくてはいけないのか?

でも、それをやっているのが、からまるたちです。ここには、普段見ることができない、相手から見たからまるの振る舞いが、じつに戯画的に映っていました。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2016年7月 7日 16:04に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「昨日本日バタバタ休み」です。

次のブログ記事は「映画「Fake」はノンフィクションの作り方も考えさせられる。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4