三菱自動車特別調査委員会報告書に窺える「社員がバラバラの会社」。

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こんにちは、からまるです。

昨日に引き続いて、佐藤圭一さんが『選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方』で強調する「ズレ」の話題です。「ズレ」はお客と会社の間だけでなく、会社の中にもあると佐藤さんは指摘します。自分たちはお客のどんな期待にこたえる会社なのか、トップと社員の間のズレ、社員と社員の間のズレがあると、その会社にお客は不安を抱くというのです。

社員の仕事ぶりや価値観がバラバラでは、その会社はお客に信用されなくなる。今日の日本経済新聞は、昨日公表された三菱自動車特別調査委員会の報告書は「社内の一体感の欠如」を指摘したと書いています。「十分参考にできる再発防止策を考えていたし、実行努力もしていたが、従業員一人一人の血となり肉となっていない」「最も大事な再発防止策は、そこで働く人たちの思いが一致することだ」「すべての根源は会社が一体となって自動車を造り、売るという意識が欠如している」と厳しい文言が報告書に盛り込まれているようです。また、同報告書で明らかにされた、法規とは異なる燃費測定方法を改めるべきだと、会社幹部が列席する発表会で新人社員が指摘したのに、それがまったく無視されたという事実は、会社幹部と社員の間にズレがあることを窺わせます。

じつは、本書の企画会議段階での仮タイトルは、「社員がバラバラの会社は潰れます」というものでした。特別調査委員会の報告書から浮かび上がる三菱自動車は、まさに「社員がバラバラ」のように見えます。もちろん「潰れます」はレトリックなので、実際に潰れてしまっては大勢の人が困ってしまうのですから、今度こそ社員一体となり、トップから新人社員までの血となり肉となる再発防止に努めてもらいたいと心から思います。

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このページは、karamaruが2016年8月 3日 12:02に書いたブログ記事です。

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