脳には生まれた瞬間にオンになるレコーダーがある?

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こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続き。自伝的記憶力だけが突出してすごい人(ハイパーサイメシアまたはHSAMというのだそうです)がいるのはなぜなのか。現在の科学的見解では、歴史の年号や単語などを記憶できるのは訓練によるものであり、生まれ持った才能によるものではないそうです。だから記憶術は有効なのですね。しかし、自伝的記憶力がスーパーすごいのも訓練によるものだとしたら、その人は非自伝的記憶力もすごいはず。だから、スーパーサイメシアの人は生まれ持った能力を持っていると考えられます。

1950年代では、脳にはビデオレコーダーのようなものがあって、生まれた瞬間にこのレコーダーがオンになっていて、それ以降すべての記憶を秘密のファイル保管庫に貯蔵しているので、ハイパーサイメシアの人はそこに直接アクセルすることができるのだと考えられていたそうです。あり得そうですが、今の研究では、そんな秘密の貯蔵庫は存在しないとされています。

では、瞬間瞬間を自撮りできるカメラが脳にあるのだろうか、と考えた研究者もいました。これを「直観像記憶力」というそうですが、残念ながらこの記憶力を持つのは子どもに限られ、あるデータでは子どもの5%が持つのに対して大人は0%だったそうです。大人なるほどなくなる記憶力なのですから、成長にともなって不要とされるものなのでしょうね。

では何があるのか。ここからはもう本書をお読みいただくしかありません。本書の第4章「記憶の魔術師たち」という部分に詳述されています。面白いですよ。

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...と、こんな感じで、ネタ満載のこの本から、まだまだいろいろ書こうと思っていたのですが、突然の原稿ラッシュとなりまして、しばらくの間、大量の原稿読みに没頭する必要が出てきました。この日記は10日間ほどお休みします。また再来週に!

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このページは、karamaruが2016年11月16日 19:10に書いたブログ記事です。

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