小池東京都知事が発表した有明アリーナの「コンセッション」とは何? 竹中平蔵さん『世界大変動と日本の復活』が参考になります。

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こんにちは、からまるです。

小池百合子東京都知事のオリンピック会場見直しがここしばらくニュースになりました。16日には見直し3会場のうち最後のバレーボール会場は、予定通り有明アリーナを新設し、費用を65億円削減することで決定したと小池知事が発表しました。

世界大変動と日本の復活.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像同時に発表されたのは、オリンピック後に有明アリーナの経営権を民間に売却することでした。これを「コンセッション方式」といいます。あんまり人口に膾炙されていない言葉だと思います。からまるも10月刊の+α新書、『世界大変動と日本の復活』の制作中に著者の竹中平蔵さんから教えてもらうまで知りませんでした。本書第五章「成長戦略①特区とコンセッションを大胆活用する」から引用すると、竹中さんは、成長戦略の柱になるとして、こう定義されています。

「コンセッションを直訳すれば「譲歩」「妥協」といった意味になる。要はインフラを「上下分離」することだ。インフラの下部(所有)は引き続き国などの公的部門が担い、上部(運営)については民間企業に開放する。空港や道路などといったインフラはキャッシュフロー(料金収入)があるので、運営権を民間に売却することが可能だ」(p112)

すでに各国でこうした取り組みが進んでいるのに対して、日本はまだまだ。国だけでなく地方自治体も遅れていて、とくに東京都は超優良資産をたくさん保有しているのだから、売却して民間企業に運営を任せたほうが、資産をずっとうまく活用できると指摘しています。竹中さんは小池都知事の「希望の塾」で講師を務めました。小池都知事の今回のコンセッション表明には、本書で展開された考え方が入っているのかもしれません。

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このページは、karamaruが2016年12月19日 13:03に書いたブログ記事です。

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