いま自分は何を実践するべきか、具体的な努力の道筋が見えてくる本。

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こんにちは、からまるです。

戸塚隆将さんの新刊『世界の一流36人「仕事の基本」』について、昨日のエントリの続き。戸塚さんはまえがきで、偉業をなしとげた一流人たちとの距離がだんだん明確になってくれば、「私たちが実践するべき具体的な努力の道筋が見えてくる」(p4)と書いています。なるほどと思いました。

本書第3章「前向きにとらえる」では、イームズチェアで名高いデザイナーのチャールズ・イームズの言葉が取り上げられています。イームズは「私は喜んで制約を受け入れてきた」と言っていたそうです。本来、自由に発想を羽ばたかせるように思われるデザイナーなのに制約を受け入れるとはどういうことなのか、一瞬戸惑います。しかし、この言葉の前置きで彼は、「妥協を受け入れるように強いられたことはない」と言っているそうなので、「妥協」と「制約」を分けて考えていることがわかります。戸塚さんはこの両者の違いをとらえて、こう書いています。

「目の前の障害をそのままネガティブなものと捉えると、ただの「妥協」の対象にしかなりません。しかしポジティブに考えると、障害は創造力を生む「制約」という源泉に転化し、一種のガイドラインになります」(p61)

創造は模倣から始まるといわれるように、まったくゼロからの創造は考えられませんから、制約を逆手にとって創造の源泉にすればいい。サラリーマンなら、組織構造、予算、上司の意向...と、いくつもの制約に囲まれていることが実感できるでしょう。でも、それらを創造のきっかけにとらえ直すと、ずいぶん仕事の道が開け、何を今すべきなのか、そのための正しい努力の道筋が具体的に見えてくるのだと思います。

「制約をヒントに活かす」。これがイームズの言葉から戸塚さんが引き出した「仕事の基本」です。先に引用した「私たちが実践するべき具体的な努力の道筋が見えてくる」という戸塚さんの言葉がクリアになりませんか?

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このページは、karamaruが2017年2月 3日 19:21に書いたブログ記事です。

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