秋元雄史さんが『おどろきの金沢』でいちばん金沢におどろいたこと。

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こんにちは、からまるです。

先週、ちょっと書いた秋元雄史さんの『おどろきの金沢』のご紹介の続きです。先週は秋元さんが館長を務めた(現在は特任館長)金沢21世紀美術館での伝統対現代のバトルについて書きました。それらの章からは秋元さんの美術家・美術研究家としての見識の高さばかりでなく、キュレーターとしての才能もびしびし伝わってきます。原稿を読んで、じつにからまるは痛快でした。

本の後半では、金沢のまちや金沢の人々の暮らし方について、秋元さんの「おどろき」が率直に綴られます。秋元さんがいちばんおどろいたとおっしゃるのは、金沢の方々が「金沢は世界の中心」だと思っているところ。日本の中心ではないんです、いきなり世界の中心。

どういうことでしょうか。「はじめに」で秋元さんは、こう記します。

「彼らには、金沢は日本の地方都市のひとつという意識がない。文化についていうなら、ほかの地方都市だと東京の意向をうかがうことが多いのに、金沢は東京を経由して考えない。金沢とパリ、金沢とトリノなど、ダイレクトに海外の都市と結びつけて考えることができる。金沢は、日本の一都市である前に国際都市だ。そういう認識が金沢の人に浸透しているように感じる」(p5)

面白いですよね。じつはこの文章は原稿のほかの部分にあったのですが、面白すぎて、からまるは本の冒頭に移動させてもらったのでした。

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このページは、karamaruが2017年6月 1日 18:16に書いたブログ記事です。

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