秋元雄史さん『おどろきの金沢』は金沢前市長・山出保さんのエピソードもいろいろ紹介。

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こんにちは、からまるです。

秋元雄史さんの『おどろきの金沢』には前市長・山出保さんのエピソードがいろいろと紹介されています。山出さんは1990年から5期20年ものあいだ市長を務めました。金沢市生まれで、卒業大学も金沢大学、就職先も金沢市役所。一貫して金沢にかかわってこられた方です。著書『金沢を歩く』(岩波新書、2014年刊行)は山出さん自ら金沢を案内する風情で書かれたおしゃれな本です。情報量が多くて資料的価値があり、『おどろきの金沢』を編集するうえで、からまるは何度も参照しました。

秋元さんを金沢21世紀美術館の2代目館長に起用したのが山出市長でした。着任後、秋元さんは山出さんと二人三脚で美術館の運営と工芸の発展に力を尽くしてきたわけですが、そういうカタい話以外にも秋元さんは山出さんのかっこよさが伺える横顔も描いています。たとえば飲み屋の選び方。

「「ちょっと飲み行くか」と誘われた先は、安いおでん屋だったりするわけだけど、そのおでんは本当に旨い。気軽に「おう!」と声をかけて、店ののれんをくぐる。山出さんは、もちろん高級料亭も使うけれど、一杯呑屋みたいな店にもよく足を運ぶ。それもしゃれたところを選ぶ。店のこともよく知っていて、「あなたのところはこういう風にしているからいいねえ」と、必ず店主にとって重要なポイントを突いてほめる。その言葉には、応援しているよという気持ちがちゃんと込められているから、店主もそれをしっかり受け止めている。ちくしょう、これは真似できない」(第五章「金沢人のかっこよさにおどろく」p142)

たしかに。これは真似できませんね。

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このページは、karamaruが2017年6月 2日 14:48に書いたブログ記事です。

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