「骨太で良質なコンテンツこそ売れる」、これぞダイヤモンド社の強さ。

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こんにちは、からまるです。

「上阪徹のブックライター塾」第4期では、ダイヤモンド社の石田哲哉社長のインタビューを行いました。ダイヤモンド社が、2009年刊行の『もしドラ』以来、「経済書」「ビジネス書」のダイヤモンド社というブランドをみずから変えるかのように多様な分野でぞくぞくとヒット作を生み出し続けているのは、これをご覧のみなさんもご存じのとおりですよね。ミリオンセラー『幸せになる勇気』は哲学だし、最近は健康やファッション分野までベストセラーを出しています。

どうしてこんなにベストセラーを生み出し続けられるのか。業界人でなくても知りたい疑問を、ダイヤモンド社のトップに上阪さんが直撃しました。ライブで聞けたのは塾生さんたちだけだったのですが、このインタビューを記事化したものを、一昨日土曜日に「現代ビジネス」に公開しました(ダイヤモンド社がベストセラーを生み出し続けるシンプルな法則)。4期の塾生さんたち有志で競作してもらい、最終的に落合真彩さんの原稿で決まりました。

事情通の方なら、ダイヤモンド社の営業態勢の強さ、優秀な書籍編集者をつぎつぎと中途採用して築いた編集の人材の厚さは既知のことかと思います。けれども、この記事の白眉はいちばん最後にあります。引用しますね。

「エッジが利いていたり、コンテンツが骨太であったり、良質であるもののほうが売りやすいと営業は言います。「質が高ければ、難しい内容でもいいです。長く売れますから」と」

この部分をからまるはライブで聞いて、涙が出るほど感動しましたね。編集者のやりたいことと、営業のやりたいことが、見事に噛み合っている。もちろん、お互いにそう言える段階まで企画を磨き、いい本に作り上げ、売る仕掛けができるまでの、いい意味での社内競争は熾烈だとも聞いています。でも「骨太で良質なコンテンツこそ売れる」という認識はとてもいいじゃありませんか。

ダイヤモンド社が作る本は300ページを超える大部なものがけっこうあります。とくに翻訳ものはもともとのワード数が多いので、分量的に敬遠するケースがほとんどなのですが、ダイヤモンド社はそうは考えないのでしょうね。

石田さんは編集者出身です。だからこそ、さきほど引用した言葉のあとに続く次のフレーズに、自信が漲っているのを感じます。

「だからこの先も、面白い本、刺激的な本がたくさん出てくると思いますよ」

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このページは、karamaruが2017年6月 5日 17:05に書いたブログ記事です。

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