ベストセラーには法則がある、と『ベストセラーコード』

|

こんにちは、からまるです。

この3月に刊行された『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』(ジョディ・アーチャー、マシュー・ジョッカーズ著、日経BP社)は面白かったですねー。ニューヨーク・タイムズのフィクション部門のベストセラーリストに入った500作と、入らなかった4500冊の、合計5000冊をテキスト・マイニングで分析し、ベストセラーには共通点があるのか、それは法則とも呼べるものなのかを、何年も、何台ものコンピュータを駆使して明らかにした労作です。

著者の結論は、法則はある、と。フィクションはまったく手がけていないとはいえ、これは読まないわけにいきません。もちろん、本書解説の西内啓さんが書いているように、英語と日本語、アメリカと日本では違うのが当然、本書のように書けば日本でも誰でもヒット作が書けると考えたら、それは安易過ぎるというものでしょう。でも、次の点は、日本でも示唆的ではないかと思いました。

・トピックはジャンルを超える
・トレードマークのトピックで3分の1を埋める
・ベストセラーのトピックは「親密な関係」
・2番目以降のトピックは現状を脅かす衝突を示すものがいい
・最高の書き出しは物語がはらむ対立のすべてを20ワード以下の文に盛り込んだもの
・主人公の行為主体性が物語の核心
・needとwantはベストセラーに欠かせない動詞

主人公と親密にある関係の人物をうまく使うのは、たとえばシナリオライティングの世界などでは常識なのかもしれません。でも、コンピュータも同じ判断をしたところが、本書の価値ある点なのだと思います。

このブログ記事について

このページは、karamaruが2017年6月 8日 14:10に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「日経新聞で話題のシニア起業ときたら、やっぱりこれでしょ出口治明さん『50歳からの出直し大作戦』」です。

次のブログ記事は「金沢ロケのスタッフ頑張りの成果! 秋元雄史さん『おどろきの金沢』の表紙はこんな感じ。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4