本当に肉体労働系から仕事消滅が起きるのか? それは思い込みではないのか?

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こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続き、鈴木貴博さんの新刊『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』について。では、私たちはどのようにして生き抜けばいいのか?

この質問に対して、本書は類書にはない貴重なヒントをいくつか提示しています。その一つは、どんな順序で技術的失業が起きるのか?の分析です。

世界的に有名な分析は、本書でもデータを使用している、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士の共同研究(2013年)です。その後、この二人は2015年に野村綜合研究所とも共同研究を行い、日本国内601の職業に就いている労働人口の49%が、2025年から2035年にかけてAIとロボットに置き換えられるとする結論を発表し、衝撃を与えました。

野村総研のそのリリース(2015年12月)には、AI・ロボットへの代替可能性が高い100の職業と、それが低い100の職業がリストアップされています。リリースのまとめに「芸術、抽象的な概念を整理・創出するための知識が要求される職業、他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業」は代替可能性が低く、「必ずしも特別の知識・スキルが求められない職業に加え、データの分析や秩序的・体系的操作が求められる職業」は代替可能性が高いと書かれているように、どちらかというと頭脳労働系は前者、肉体労働系は後者だとされています。

なるほど、まあそうだろうな、と思うかもしれません。しかし鈴木さんはそのことに根本的な疑問を提示したのでした。

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このページは、karamaruが2017年7月19日 19:02に書いたブログ記事です。

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