2017年8月アーカイブ

こんにちは、からまるです。

仕事消滅.jpgのサムネイル画像昨日までの地味過ぎる夏休みを終えて、今日から元気に出社しました。今日は鈴木貴博さんの新刊『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』(+α新書)の発売日です。何軒か見回ったところ、都心部でもまだ店頭にない書店さんがあるのですが、早くもご購入いただいた方がいらっしゃるようです。実際に丸善丸の内本店さんの3階では、からまるのすぐ目の前で手に取っている方に遭遇しました。どうもありがとうございます!

ここでお知らせ。この本の刊行記念トークイベントを9月1日金曜日の夜、八重洲ブックセンター本店さんの8階ギャラリーで行います(くわしくは、こちら)。対象は八重洲ブックセンター本店さんで本書をお買い上げいただいた方ですので、これから購入される予定で、おお、その日はちょうど空いているから行ってみるか、とお考えの方は、ぜひ、そちらでお買い求め下さい。

このイベントにスペシャルゲストとして、人事コンサルタントの城繁幸さんが参加してくださいます。城さんは皆さん、ご存じですよね。「働き方改革」という言葉が安倍政権の政策に載るよりはるか以前から、若者の雇用問題について真摯な調査と提言をなさってきました。若者はなぜ3年で辞めるのか?』などのベストセラーの著者としても有名です。

じつは、このお二人は当日が初対面となります。どんなトークが展開するのでありましょうか!?

こんにちは、からまるです。

明日から17日まで夏休みをとります。平日を連続して5日休めるのが会社の夏期休暇の規定なのですが、5日連続して取るのは十数年ぶりではないでしょうか。たいてい二つに分けて取っていましたから。

長く休むからといって、遠く旅に出るなどの野心的なプランはありません。この季節は冷房を効かせた部屋で本を読むのがいちばんの贅沢だと思います。地味に過ごします。

なんだ、からまるはそんなに暇なのか、と思われるかもしれませんが、滅相もございません! 休暇明けからどかどかと新企画が進みます。乞うご期待ください。

というわけで、この日記も17日までお休み。また18日に!

こんにちは、からまるです。

20170804ブックライター塾交流会.jpg先週の金曜日は「上阪徹のブックライター塾」交流会でした。今年の4期までで卒塾生はついに100人を超えました。当日はそのうちおよそ60人の方が来てくれまして、さらに上阪さんと仕事したことがある(orこれからする)編集者さんたちがおよそ40人も来訪! からまるを含む塾運営関係者10人を入れると、総計110人もの大パーティーとなりました。

編集者さんたちがこんなに大勢集まる会など、そうそうあることではないので、これは業界のちょっとした事件だと思いましたね。上阪さんのお仕事の幅の広さと底力を感じずにはいられませんでした。

卒塾生が60人集まったのもうれしいじゃありませんか。100人中の60人かと思われるかもしれませんが、皆さんいろいろなところにお住まいで、ニューヨークやロンドン、台北にもいらっしゃいますし、日本国内もあちこちに。なかなか用事がないと来られるものではありません。その「海外組」からもミャンマー在住の方が参加してくれました。

皆さんのパワーをちょうだいして、つい調子に乗ったからまるは、なんと4次会までいってしまいました。新宿歌舞伎町にたたずむ24時間営業の中華料理屋、朝6時、最後の5人で炒飯とシュウマイの朝食を共にしたのでした!

こんにちは、からまるです。

来週発売する鈴木貴博さんの『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』に関連して、先月からAIの話題をあれこれ書いているわけですが、よほど日本経済新聞と相性がいいのか、今日の日経には二つのAIに関する寄稿・インタビューが掲載されています。しかも、どちらもとても面白いスグレものです。

一つは「経済教室」で、「AIは何をもたらすか」の「上」となっているので今日だけの掲載ではないのでしょうが、『仕事消滅』でも参考文献にあげている『人工知能は人間を超えるか』(KADOKAWA)の著者、松尾豊・東京大学特任准教授の寄稿です。

見出しに「「眼の誕生」、産業構造を一変」とあるように、ディープラーニングは「コンピューターに眼ができたということ」であり、「眼のもたらす情報量は圧倒的」で、「眼をもつ機械の誕生は、ディープラーニングとものづくりの融合による大きな産業の変化をもたらす。その中で世界的なキープレーヤーに名乗りを上げるのはネット界の巨人ではなく、機械やロボットを扱うメーカー、農業や建設、外食産業の企業だと筆者は考える。インターネットのイノベーションが米シリコンバレー向きだったのと比べると、機械やロボットが活躍する今回のイノベーションは、はるかに日本企業向きであることは間違いない」と指摘しています。そのうえで、肝心の日本企業の対応には課題が多く、松尾さんは「焦りは日に日に増している」とも書いています。ひじょうに説得力があり、また今後、日本人が共有すべき危機感ではないかと思いました。

もう一つは、暦本純一・東京大学大学院情報学環教授の、高校・大学生に向けたインタビューです。見出しは「AI普及 仕事どうなる」というものです。『仕事消滅』には、AIが人間の仕事を奪う未来と、もう一つの「人間は新しい生き方・働き方を見いだす」未来を描き出していますが、暦本さんは「AIは人に対抗するものではなく、人間の能力を拡張する可能性の方が高いと見ています」と述べています。そのうえで、「拡張人間」という研究テーマに取り組み、「AIなどの技術と人間を一体化させることで、人間の知覚や認知、身体といった能力を拡張する」というのです。実に魅力的な未来を語っていると思いました。

こんにちは、からまるです。

仕事消滅.jpg

再来週に発売する+α新書の一冊、鈴木貴博さんの『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』の表紙は写真でご覧のような感じです。帯のコピーには、「生存率51% あなたは生き残る側?」と入れました。その下にやや小さい文字で、「確実に来る未来」として、本書で鈴木さんが想定している予測を入れました。講談社現代新書で今ヒット中の『未来の年表』の表紙を意識していないと言ったら、嘘になるかも。

発売は8月18日、本体価格は840円です。どうぞよろしくお願いします!

こんにちは、からまるです。

日経新聞「春秋」AI.JPG今日の日本経済新聞一面コラム「春秋」は、AIの話題でした。医師によるX線写真の「読影」は、そのうちAIによる「画像診断」に取って代わられそうだという導入から、「だとすれば人間に残された仕事は何か」として、「AI時代、自らを捉え直すことが求められている」と結論づけています。

本当にその通りですよね。この日記でも、「仕事がAIに奪われる未来を考えることは、仕事人生の棚卸しだ」と書きましたが、同じような趣旨だと思います。

しかし、今のところはまだ職場に汎用型AIが登場するイメージが湧きません。今日のランチで、ある人と「AIで何か新しいことをしたい」という話をしましたけれども、思いつくことといったらペッパーのようなロボットとか、テキストマイニング、自動作曲とか、そんなアイデアばかりで、自ら考えてコミュニケーションをするAIを現実的にイメージすることができないでいます。きっと来年の今頃はぜんぜん状況が違っているのでしょうが。

こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続き、仕事を楽しいか楽しくないかで考える話。幸いなことに、からまるは書籍編集者の仕事をおおむね楽しんでいます。おおむねと書くだけあって、正直、しんどいときもあります。自分の実力不足を痛感するときがいちばんツラいですね。売れるはずの本が売れなかったときは、かなり元気をなくします。でも、たとえ少数でも、あの本よかったよと評価してくださる方がいると、どれだけ救われるかわかりません。その一線だけは死守したいと思っています。

書籍編集者には欠かせないパートナーであるライターさんの場合はどうでしょうか。「上阪徹のブックライター塾」を始めてから、大変多くのライターさんたちと知り合うことができました。得意分野があって、そういう場所を見いだして活躍されている方々は、傍目から見ても楽しそうです。まあもちろん、傍目からはわからない正直ベースでツラいこともたくさんあるのでしょうが、少なくとも「この仕事、AIに任せたい」と思っている人はいないように見えます。かなり将来、超高汎用型AIがたちどころに見事な文章を書けるようになったとしても、その仕事を明け渡さないだろうと思えます。

実は、鈴木貴博さんの『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』には、今この瞬間、すべての仕事をAIとロボットが人間から奪い、人間は一切働けなくなったとしても、人間が困窮して飢え死にすることは絶対にないユートピアの到来が現実となる方法が提示されています。それは本当に驚嘆すべき方法で、実際に本を読んでいただくしかないのですが、たとえそうなってもAIに明け渡したくない仕事があるとしたら、それは本当に仕事を楽しめているのだと思います。

こんにちは、からまるです。

すこし前に、『あなたの仕事はなぜブラック化するのか』という企画を考えたことがあります。からまるの周囲に仕事の仕方で苦労している人が多かったので、仕事改善法の本を作って役立ててもらおうと思ったからでした。ただ、こういう企画を提案して受けていただけそうな著者の方が見つからなかったので断念したのですが(もちろん見つかればやります!)、「なぜブラック化するのか」の答えは、その仕事が発注側か受注側かによって変わり、受注のみになった場合にブラック化するのでないかという仮説を立てていました。

とはいえ、一般に受注側になると理解されている業種だから、仕事の仕方が受注的になるなどということはありませんよね。たとえば広告代理店はそう理解されていると思いますが、そのクリエイティビティは「受注」とは異なる創造的なものです。だから、からまるの大ざっぱな仮説を覆すアイデアがあるはずです。

また、「仕事の楽しさ」や「やり甲斐」も、ブラックかホワイトかを分ける要素になると思います。では「楽しい仕事とは何だろう」ということを、昨日から書いているAIとの関係で考えるとどうなるでしょうか。人間が「楽しい」と感じる仕事をAIに明け渡したくはないですよね。どんな高汎用型AIでも、楽しいか楽しくないかを感じることはないでしょうから、どうせ仕事が奪われるなら、人間は楽しい仕事だけできたほうがいい。だから仕事は「楽しいか、楽しくないか」で選ぶのが、いちばん正しいのかもしれませんし、そういう選択ができるように努力しないといけないのかもしれません。

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