問題は新しい産業が誕生するまでの30年間なのだ。

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こんにちは、からまるです。

ここではもうご紹介しきれないくらい、AI関連記事があちこちに出てくるようになりました。さまざまな立場からの多様な見解がいちいち興味深いのですね。その中で一つ、よく論点になるのが、今までもそうだったように、たしかに画期的イノベーションによって古い仕事はなくなるが、新しい産業が勃興して、結局は雇用が増えるのだから、仕事消滅をそんなに心配する必要はないのでは?というものです。

鈴木貴博さんは『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』(+α新書)で次のように考えています。

「過去の歴史について言えば、その経験則は確かに正しいのだが、同時にある点が見落とされている。過去の歴史において、新しい仕事が生まれて失業者たちを吸収するのは30年以上も後の出来事なのだ」(P122)

ここで鈴木さんは「さ」だと書いています。こうした論点の提示に、からまるはとてもリアリティを感じます。本書で鈴木さんは続けてこう述べます。

「30年たつと新しい時代がやってくる。2030年に仕事の50%が消滅の危機を迎える。「でも2060年になればまた新しい産業が雇用を吸収してくれますよ」と言われたらあなたはどう感じるだろう? 2020年に20歳になる若者に「きみが60歳の頃にはまた全然違う新たな時代がやってくるよ」と励ますことに何か意義はあるのか」(P125)

あくまで働く人の立場で議論を展開しているところに、鈴木さんのコンサルタントとしての力量を感じます。

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このページは、karamaruが2017年8月22日 15:22に書いたブログ記事です。

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