『おどろきの金沢』の秋元雄史さんがキュレーターの「工芸ブリッジ」オープニング・シンポジウムで。

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こんにちは、からまるです。

今週の22日の夜、『おどろきの金沢』の著者・秋元雄史さんがキュレーターを務めた「工芸未来派」展示会「工芸ブリッジ」のオープニング・シンポジウムがありました。場所は展示会場となった神宮前の「EYE OF GYRE」です。秋元さんがファシリテーター役となって、3人の出品作家が、これまでの苦労やこれからの取り組みを語りました。

秋元氏シンポジウム.jpg写真左から桑田卓郞さん、見附正康さん、木谷洋さん、秋元雄史さん。見附さんは金沢の九谷焼の伝統のうえで超細密の赤絵を描く、すでに有名な工芸作家さんです。見附さんの左上に展示されているのが、その作品の一つ。写真ではわかりにくいと思いますが、現物に目を近づけてじっくり拝見すると、その超絶技巧にはおどろきを禁じ得ません。

秋元さんによると、見附さんは幼い頃から習字がうまかったそうで、子どもの頃から筆を使いつづけると、常人にはとても到達できないレベルで筆の使い方に習熟するのだそうです。たしかに筆であんな直線や細かい曲線を描くなんて、自分ではとても想像できません。

また、桑田さんは伝統的な陶芸技法でかなりサイズの大きなオブジェを制作しています。活躍の場は日本よりむしろ欧米だそうで、秋元さんによると、欧米では日本の工芸も現代美術の文脈の中に自然に入るのだそうです。アートと工芸の境界をやすやすと越えてしまう知的柔軟性を感じます。

見附さんは1975年、桑田さんは1981年、木谷さんは1988年生まれ。こうした新しい世代にすぐれた工芸作家がいることに勇気づけられました。

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このページは、karamaruが2017年8月25日 11:45に書いたブログ記事です。

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