こんにちは、からまるです。
「週刊現代」新編集長就任で始まった大型集中連載企画!「激変!2028年のニッポン」の第一回は「AIスマホが上司になる日」です(9月23日・30日号)。この日記をご覧の方でしたら、企画のネタ元はおわかりですよね。鈴木隆博さんの『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』です。116ページに「上司の仕事はすべてAIに置き換わるのか?」があります。
AI上司のすごいところは、社員個々人の能力を見極めるのに必要なすべてのデータを吸い上げられるだけのキャパを持つことです。
「AIは従業員ひとりひとりの日常を見て学習しながら、彼ないし彼女は何ができるのか、何が苦手なのかを一定の期間で判断できるようになる。この仕事に関して言えばどれくらい仕事ができるのか、どのようなモチベーションで働くのか、何を指導すればよりよい仕事をするか? そして仕事の業績とあなたの特徴はどう関係しているのか? そういったことが人間の指導者よりもAIのほうがわかるようになる」(p117)
そこまでわかられたくないよー、と思うのが人間ですよね。でも、部下に言う必要があることを、人間より感情を込めて伝えることがAIにできるようになったら。もはや人間の出る幕はないかもしれません。だから鈴木さんはこう書いています。
「この時代に求められる上司の能力は、よりよい判断力ではなく、よりメンバーを共感させることができる演技力に変わる」。この点も、AIの時代を想定することによって、いま現在の私たちが努めるべきことだと思います。