あなたに伝えたいことがある。

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こんにちは、からまるです。

先週、上阪徹さんの『10倍速く書ける 超スピード文章術』(ダイヤモンド社)をご紹介しました。上阪さんが普段からおっしゃる「目の前にいる一人の読者のために」「話すように書く」と、まったく違うアウトプットながら、同じ趣旨のことを書いてある本があります。梅田悟司さんの『「言葉にできる」は武器になる』(日本経済新聞出版社)です。梅田さんは電通のコピーライターで、本書は昨年8月に刊行以来、ロングセラーとなっています。

この本の「3 プロが行う「言葉にするプロセス」」に、「語りかけるように、言葉を紡いでいく。」という項目があります。文章を書こうとすると身構えて、思考は柔軟性を失い、感情のこもっていない言葉になってしまう。「このような状況を回避するために「話すように書く」ことが有効である」(p201)。もっとも、上阪さんの方法は、そもそも「文章を書こうとしない」ことにあり、「話すように書く」ことによってわかりやすく速く書けるようになると言っておられるので、目的がすこし違います。

また、その後に「みんなに伝えようとすると、誰にも伝わらない。」という項目があります。広告を伝えなくてはならない相手は多数いる。しかし大勢の人に何か伝えようとすると、相手の顔が見えず、話す中身がぼんやりする。聞く側があまりに不特定多数だと、話し手は聞き手の誰と共同作業すればいいのかわからない。そうならないために、「1人の胸に深く染み入る言葉や、心を揺さぶる文章は、多くの人にも同じように響く」から、「どんなに大勢の人に向けて話す時でも、特定の1人を思い浮かべながら、「この人にだけは伝えたい」という気持ちで言葉を生み出していく」(p210)。これは上阪さんの考え方と同じですね。

そのうえで、梅田さんは、文章の前に「あなたに伝えたいことがある」と加えるといいと書いています。実際にはそれはアウトプットに残さないのですが、そう唱えてから書くのは、たしかに有効そうです。

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このページは、karamaruが2017年9月11日 15:13に書いたブログ記事です。

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