おどろきの『ブレグジット秘録』という本。

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こんにちは、からまるです。

仕事でお付き合いのある翻訳家の方から献本をいただきました。タイトルは『ブレグジット秘録 英国がEU離脱という「悪魔」を解き放つまで』(原題は"UNLEASHING DEMONS; The Inside Story of Brexit"ですから、わりと素直な邦題ですね)で、著者はキャメロン政権の首相付き政務広報官だったというクレイグ・オリヴァーさん。おどろくのはそのボリュームで、なんと全部で660ページありまして、さすがに分量に圧倒されてまだ読んでいません(すみません)。税抜き価格は3000円と、一般書としてはけっこう破格です。

翻訳ものの権利を獲るときに編集者が気にする点として、からまるたちの認識では、分量はその筆頭に来ることのひとつです。内容紹介、いわゆるプロポーザルには、ほとんどの場合、予定文字数が記載されています。それを見て、余程の話題作でもない限り「いやいや、さすがにそんなに字数が多い本はムリです」といった反応になるのが通常なのですが、本書の担当編集者はそうは思わなかったのでしょう。

では版元さんは? 意外なことに光文社なのです。女性誌や新書が目立つ光文社という点も、おどろきです。しかし、最近の光文社にはこうした世界情勢ノンフィクション・マニアがいらっしゃるのでしょうね。何と言っても今年アメリカで大ベストセラーになった、あの『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』(J.D.ヴァンス)の争奪戦を制したのが光文社だったことは、からまるには衝撃的でした。この本は本当にアッパレ本です。これを読まずして、今アメリカで起きていることはわからないと思います(アメリカ情勢でいい加減なコメントをしたくないテレビコメンテーターは全員読むべきでしょう)。獲るべきして獲った本だと思いますので、光文社の姿勢はホンモノなのだとも思いました。

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このページは、karamaruが2017年9月21日 20:03に書いたブログ記事です。

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