お知り合い本ご紹介! 野村達雄さん『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』

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こんにちは、からまるです。

野村達雄「ポケモンGO」.JPG今回のお知り合い本ご紹介はすごいですよ。あの「ポケモンGO」の開発者、野村達雄さんが7月に出した本、『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』(小学館集英社プロダクション刊)です。ポケモンGOをローンチするまでの半生記は、まるでドラマを見ているようです。

野村さんの出身は、中国・黒龍江省の寒村でした。家庭は貧しく、とくに3歳の頃に住んだ家は土作り! 土に壁代わりの新聞紙を張っていたのだとか。主食はトウモロコシのお粥で、ほとんど味がしない。お菓子もおもちゃも買えなかったそうです。9歳の頃、ご一家は日本に移住します。それが1995年のことですが、東京・練馬区の風呂なしアパートで、冷蔵庫と二層式の洗濯機を生まれてはじめて手に入れます、ウィンドウズ95が出た当時なのに。

小学校の友達の家でテレビゲームに出会い、新聞配達で貯めたお金で中学生の野村さんはパソコンを買います。プログラミングを独学で覚え、高校生になる頃までには「パソコン博士」を自認するほどに。信州大学に進学してコンピュータ・サイエンスを学びます。さまざまな縁をくれた人たちが多数、登場し、なるほど、だからグーグルのエイプリルフール企画にポケモンGOの前身「グーグルマップポケモンチャレンジ」を開発できたんだなと思わずにいられないストーリーです。

だから「あとがき」の次の文章がシビれます。

「中国の寒村で生まれた僕は、もし日本に行けなかったとしたら今頃どんなことをしていたのでしょうか。きっと出稼ぎをしていたか、畑を耕していたでしょう。ソフトウェアエンジニアにはならなかったでしょうし、『ポケモン GO』を作ることもなかったと思います。(中略)もしこれを読んでいるあなたが日本に住んでいるとしたら、新しいことに挑戦できる環境にいるとしたら、それはこのうえない幸運なことなのです」(p195)

このブログ記事について

このページは、karamaruが2017年10月17日 18:16に書いたブログ記事です。

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