「GDPの6割は人の価値」

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こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きです。どうしてデフレがよくないのかわからない。大量生産・大量消費でムリに経済成長させる意味がわからない。そんな疑問を村上尚己さんにぶつけていくと、村上さんのような専門のエコノミストの世界ではあまりに当たり前過ぎてわざわざ言うまでもないことを、からまるたちがまるでわかっていないことに気付いてもらえます。

経済成長の指標はGDPの伸び率です。で、からまるたちは何となく「もうモノはじゅうぶんにあって、買いたいものなどないのだから、GDPが伸びることなどないのでは?」と思っていました。ところが、GDPのうちモノが占める割合は4割で、あとの6割はサービスです。サービスを支えているのは人間ですから、そのほとんどは人件費=「人の価値」ということになります。だから、GDPの伸び率がものすごく低いのは、人の価値がぜんぜん上がっていないと言い換えられます。

いつからか、からまるたちは、たとえばサラリーマンなら「給料はほとんど上がらないもの」、アルバイトなら「時給は滅多に上がらないもの」と思い込んでいます。デフレが20年以上続くことで、給料がどんどん上がる時代を忘れてしまっています。たしかにモノの値段が安いから日常生活には不自由しません。では、どうして老後不安を多くの人が感じているのでしょうか。「今より経済状態がよくなって、給料も増えている」なんて信じられないからだとしたら?

デフレは「人の価値」を毀損している。今の日本経済は現役世代の貧困化に支えられている。そうおっしゃる村上さんのお話に、からまるたちは大きくうなずいたのでした。

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このページは、karamaruが2017年11月 7日 14:18に書いたブログ記事です。

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