飯島勲さんがペンネームで本を出した時代からガラリと変わって。

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こんにちは、からまるです。

今年最初に出す本は政治ものです。衆議院と参議院両方の国会議員、しかも中選挙区も小選挙区も経験し、仕えた国会議員たちは選挙で負けたことがないという、30年超の実績を持つベテラン秘書さんの永田町内幕物です。

過去の類書で名高いのは、何と言っても飯島勲さんの『代議士秘書 永田町、笑っちゃうけどホントの話』(2001年刊、講談社文庫)ですよね。これの親本は、1995年に光文社のカッパビジネスから出た『永田町の掟』で、著者名も豪徳寺三生と、文庫とはまったく違っていましたから、『代議士秘書』が『永田町の掟』の、小泉総理誕生のタイミングに合わせた文庫化だと当時すぐにわかった人は、それなりの政界通だったと思います。

豪徳寺三生サイン.JPGあの頃、飯島さんは豪徳寺三生のペンネームで、たしか夕刊紙だったと思いますが、連載記事を書いていました。それをまとめたのが、たぶん『永田町の掟』だったのでしょうね。たしかにペンネームでないと書けないような生々しいエピソードがこれでもかと出てくるのがあの本の魅力でした。永田町内では著者が誰かバレていたのですから、飯島さんはそれを前提とした確信犯で書いていたのでしょう。

決定的な証拠がこの写真! すでに絶版なので、からまるがアマゾンのマーケットプレイスで入手した中古本にあった飯島さんのサインです(サイン本がフリマに出るのは、けっこう「あるある」ですが、こうして写真を公開してももう時効でオッケーでしょう)。このサインが1995年発売当時のものかどうかまでは不明ですが、ここまであからさまに公開しているのですから、あの頃はいい時代だったというべきか、飯島さんの深謀遠慮だったというべきか。

飯島さんの本の内容は中選挙区制の時代ならではの面白さだったように思います。いまは小選挙区制で、しかもここ数年は各党が候補者を公募しています。ずいぶん事情が変わったのです。来週からは、その話を!

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このページは、karamaruが2018年1月12日 12:05に書いたブログ記事です。

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