国会議員に「家庭の幸福」はない。

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こんにちは、からまるです。

先週のエントリの続き、2月に刊行する『プロ秘書だけが知っている永田町の秘密』のお話です。

この本は秘書が知る国会議員の姿・言動を、「資質」「出世」「日常」「お金」「情報源」「スキャンダル」「選挙」「家族」に分けて書いたものです。最後の章となる「家族」が、ある意味、今までの永田町内幕ものにはあまりなかった内容だと思います。

国会議員の仕事は東京です。だから選挙区が東京か都心に近い首都圏で、自宅がそこにある場合なら、多忙とはいっても自宅に帰ることができます。しかしほとんどの議員は地方出身です。「金帰月来」のたとえ通り、自宅には週末しかいることができませんし、それも地元の仕事や催しに時間が割かれてしまいます。いわゆる「家庭の幸福」とは無縁だと、著者は書きます。

男性議員の場合、奥さんは地元に住んでいるわけですが、「議員の妻」の仕事にかり出されます。地元の催しや冠婚葬祭にどうしても議員本人が出席できない場合、奥さんが「名代」として参加することになります。もちろん選挙となればフル稼働。男性議員が奥さんと夫婦水入らずで過ごせるのは、たとえ落選しても次の選挙のための活動があるわけですから、せいぜい数日の国内旅行が関の山だといいます。

本書でひじょうに印象的な言葉が、著者が仕えた議員の奥さんから言われたという、次のものです。

「彼と私にとって、一番長く一緒にいるのはあなたなんだから。あなたにわからないことが、私にわかるわけないじゃない」

著者はそれを受けて、こう書いています。

「実際そのとおりで、返す言葉がなかった。夫でも妻でも子でもなく、人生で最も長い時間をともにしているのが秘書だなんて、考えてみると寂しい話だ」

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このページは、karamaruが2018年1月22日 17:53に書いたブログ記事です。

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