いわた書店さんの「1万円選書」に思ったこと。

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こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続き、今週23日に放送されたNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に取り上げられたのは、北海道の書店さん「いわた書店」でした。業界では超有名な書店さんなのですが、からまるは岩田徹店長がおこなう「一万円選書」を、まことにお恥ずかしいことに、この番組で初めて知りました。

番組で紹介されたように、一万円選書に応募する人は、今まで読んだ本でよかったものから、人生で辛かったことまで、かなり長い質問リストに回答を記入します。それをもとに、岩田店長がほぼ1万円分の書籍を選んで、その人に送るシステムになっているようです。受け取った人は皆さん、自分では日頃選ばないような本がたくさんあり、どうしてこの本が私向きなのだろうと思いながらも読むと、たしかに今こそこれが必要だったと心ふるえる体験をされているそうです。

1万円選書アマゾンランキング.PNGこの番組で取り上げられた4冊の書籍は、翌朝にはアマゾン書籍総合ランキングで、写真でご覧のように2位、3位、4位、12位になりました。NHKのパブリシティ効果は絶大だなと思ったのは当然として、岩田さんが「いわた書店」のウェブサイトに書いておられる「読書難民」の方々がとてつもなく多いのだなと実感もしました。「一万円選書」には応募が殺到しているらしく、10月10日まで受付停止のようです。いい本を読みたいと心底から願っている人が、こんなにもたくさんいらっしゃるのですよね。だから編集者はいい本作らないと。当たり前すぎる「初心」をここでも認識したのでした。

また、番組では岩田店長が毎年の赤字に苦しむ様子も描かれました。もう店をたたむしかないのか。そんな悩みに苦しんでいたとき、ある先輩に相談しに行きます。すると先輩は突然、机に1万円札を置いて、「これで自分に合った本を選んでくれ」と言います。この依頼が「一万円選書」発案の元になったようですが、そのストーリーを番組で見て、書店さんに喜んでもらえる本を作るのも編集者の責任なのではないかと、これも基本的なことながら、あらためて思いました。これも「初心」として自分の胸に刻みたいですね。そうそううまくいくかどうかは別として。

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編集者の「初心」に考えを巡らせたところで、ゴールデンウィークに入ります。この日記はしばらくお休みし、5月14日に再開します。ではまた!

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このページは、karamaruが2018年4月27日 11:12に書いたブログ記事です。

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