karamaru: 2010年9月アーカイブ

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

いただいた原稿をよりブラッシュアップして読者の方にわかりやすく直すリライトという作業も、編集者の大事な仕事です。ビジネス書系の場合、まったくリライトしないというのはかなりレアケースで、多くの場合はリライト量が多い少ないかが相当違うにせよ、何らかの手入れをして著者の方に見てもらいます。

さて、そういうリライト作業中に気付くのは、多くの人が接続詞を使いすぎることです。とくに無意識のうちに多用されていると思われるのが、「そして」ですね。執筆する立場からは、いや無意識なんてことはない、たんに接続させるだけでなく文脈内で強調させるのだといった理由がいろいろあるのだと思いますが、試みに「そして」を全部取ってみても、意味は通じますし、多くの場合、文章のリズムが格段によくなります。ぜひお試し下さい。

 

あと多いのは、「も」の多用ですね。たとえば、こんな感じです。

「グローバル化の進行で投資マネーも盛んに動くようにもなって、日本の企業も株主配当を増やした」

「も」が三つありますが、それをなくしてみたらどうでしょう。

「グローバル化の進行で投資マネーが盛んに動くようになって、日本の企業は株主配当を増やした」

まったく通じますし、こちらのほうがリズムがいいとは思いませんか?

からまるの経験だと、「も」を多用するのは、かなりインテリの方の特徴です。おそらくいろいろと複雑な状況を理解しているので、いろいろな留保条件を付けないと語りきれないもどかしさが表れているのだと思います。でも読むほうは、著者の方にその複雑さを単純にしてもらえて初めて理解できるのです。

とまあ、以上はからまるの文章力を180パーセント棚上げにしてのお話でありました。

頑固論リブロ.JPGこんにちは。講談社BIZのからまるです。

昨日発売の諸星裕さん『頑固論 石川遼 自分を信じる力』を池袋のリブロさんの一等地で発見! 地下一階の新刊棚のところですよ。

写真で見るように、やっぱり石川遼選手の顔が表紙だと目立ちますねー。遠目からでもはっきり目立つようにしたデザインの作戦勝ち?かもしれませんが、それ以上に遼選手が全国的なアイコンになったということなのでしょうか。

隣の本がヒクソン・グレイシーというところがまた、ナイスなレイアウトですね、リブロさん!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

頑固論カバー帯付き.jpgのサムネール画像本日いよいよ桜美林大学教授にして日本ゴルフツアー機構副会長の諸星裕さんの『頑固論 石川遼 自分を信じる力』が発売となりました! ファンの方ならぜひ書店さんで手にとってご覧ください。というのは。。。

じつは、小さな声で言いますが、本のあとがきの最後に、この本に寄せた遼選手がメッセージを入っているのです。

どうして小さな声かといいますと、石川遼選手の個人事務所との取り決めがいろいろありまして、そのひとつに遼選手のメッセージはオビの表記ほか宣伝に使わないというのがあるのです。

まあそうした大人の事情は抜きにして、これがじつに遼選手らしいメッセージなのです。忙しいツアー転戦のあいだに、遼選手に本当に原稿を読んでもらったのですよ! この時間を取るために、出版予定を遅らせて待っていたのでした。

いろいろありましたが、結果よければすべて良し。清々しい本になったと思います!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

web用特捜崩壊.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像昨年の春に刊行した産経新聞社記者の石塚健司さんが書いた本『「特捜」崩壊』の韓国語版がこのほど刊行されました。昨今はビジネス系の本で韓国や中国、台湾の出版社から引き合いがあって翻訳されることが多かったので、このお話をいただいたとき、こういう社会派の本に韓国からオファーがあるなんて珍しいね、と石塚さんとも話していたのです。

じつは、韓国でも検察の捜査手法に関心が高まっているそうで、きっかけは、2009年5月23日に前大統領の盧武鉉(ノ・ムヒョン)さんが親族に対する検察の捜査を苦にして飛び降り自殺したと伝えられた事件だったようです。

これを教えてくれたのは、日本で仕事をしているある韓国の方からで、あんまり詳しいことは言えないのですが、日本の検察の問題を韓国当局もよく知っていて、それを分析した本としてこの『「特捜」崩壊』が当局関係者の間でも読まれ、皆さん今度のために日本の検察の問題点からいろいろと学んでいるのだとか。

 

つまり日本の検察は反面教師??

 

今回の村木さん裁判で露呈した大阪地検特捜部のダメぶりは、ますます反面教師の材料を増やしてしまったようです。この事件については、同じ出版部から刊行した魚住昭さんの『冤罪法廷』にじつに詳しく書かれています。お勧めです。

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

ヘーゲルjacket & obi.JPGのサムネール画像小川仁志さんの『ヘーゲルを総理大臣に!』が発売三日目となりました。まだまだ認知が足りないなーと思っている段階なのですが、早くも着実に購入されている方がいらっしゃり、本当にありがたいです。

こういうヘンテコ本(著者の小川さんけっしてヘンテコ人じゃないですよ!)を認知していただくのはむずかしいですね。あるブロガーの方が早速取り上げていただいたのにはとても感謝しているのですが、やれ表紙の絵が萌え系だ(違うっちゅうのに。女の子の絵なら何でも「萌え」なの?)、講談社は真似がうまいだ(だからこういう表紙は昔からあったっちゅうのに)、哲学を易しく語るのは無理があるだ(じゃあサンデル先生の本のあの平易さはどうなるのかっちゅうのに)と。表紙が目立ち過ぎてしまいましたかね?

まあでもありがたいことです。編集者にとっていちばん恐いのは、無反応なのです。いつもその恐怖と戦っているといっても過言ではないのです。

さあもっと頑張ろう!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

紀伊国屋書店ヘーゲル2.JPG哲学者・小川仁志さんの『ヘーゲルを総理大臣に!』が本日発売となりました。この本ができるに至った経緯は、先々週のエントリに長々と書いた通りです。素晴らしいイラストを描いてくださった漫画家のうめさん、装幀してくださった竹内雄二さん、本当にありがとうございました。

書店さんで見ると何だか感慨無量です。特設ブログ「勝手公式サイト」に書きましたが、紀伊国屋新宿本店さんはじつに遊び心あふれる展開をしていただきました。感謝に堪えません<(_ _)>

写真はその様子で、二段目の左側にあるのですが、勝手公式サイトとちょっと違うのは、少し引いて撮影した写真をアップしているからです。どうしてかというと、写真の右隅に、7月に出した『ドラッカー最後の言葉』が置かれているからなのです。こんな一等地に編集した本が2冊ヽ(^。^)丿 来週以降も新刊があるので、よろしくお願いしますね!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

19歳になってますますカッコよくなってきた石川遼選手。28日に発売する諸星裕さんの新刊『頑固論 石川遼 自分を信じる力』の表紙は、ご覧の通り、遼選手の顔に寄りまくった写真を全面に使いました。

頑固論カバー帯付き.jpgこの写真にたどり着くには、じつは何週間も時間がかかったのです。何せ石川遼選手の写真は膨大にあります。最初はスポーツに強い大手の写真エージェントさんのサイトを片っ端からあたり、何点もの候補を挙げて検討したのですが、なかなか決定打がないのです。

写真使用の際には石川遼選手の個人事務所の許諾を得る必要が当然あるわけですが、こちらの基準が意外で、「作っている感じがしないもの」というスタンスでした。なるほどー! からまるは遼選手のカッコいい写真ばかり探していたので、これはかなり勉強になりました。一から選び直しです。

そのとき、たまたま社内の「週刊現代」に遼選手のことを書いた記事が掲載され、そこに写真が使われているのを見まして、「週刊現代」の担当者に「遼選手をたくさん撮っている人を紹介して!」と頼んで連絡してもらったのが、アメリカ在住で多くの実績をお持ちの田辺安啓さんというカメラマンの方でした。

どうです? この遼選手への寄り方は尋常ではありませんよね。田辺さんによると、これは特別なシチュエーションを作ってお願いして撮ったものではなく、大勢のマスコミが集まるラウンド後の囲み取材で撮影したものだそうです。一瞬の表情の切り取り方がすごいですよね。

装幀をしてくれたのは、デザインワークショップジンの遠藤陽一さん。ここまで書いたようなからまるの要領の悪さのせいで、候補写真を送っては取り下げ、送っては取り下げの連続で大変だったと思います。すみません!

こんばんは。連休中ですがどうしてもどうしてもどうしても書かずにいられないので書いちゃいます。

からまるがもっとも愛しているサッカー選手、マンチェスターユナイテッドのディミタール・ベルバトフが、つい1時間ほど前に試合が終了したイングランド・プレミアリーグ第5節、対リヴァプール戦でハットトリックを達成しました! しかも3点とも素晴らしい美技!!

こんなベルバが見たかった! 2年経ってようやく!!

2008年シーズン開幕でトッテナム・ホットスパーから移籍、サッカーセンスとテクニックは誰もが認めるものの得点力とハードワークに大きな疑問符がつき、そのうちレギュラーから外されるのではないかとずいぶん気を揉んでいましたが、ようやく本来の力が発揮されるようになったのでしょうか。今回はイングランド・ダービーの大一番での3得点。これでリーグ戦5節にして6得点となりました。今季はぜったい得点王だ!!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

本日はプロゴルファー石川遼選手の誕生日なのだそうです。19歳。あの「ハニカミ王子」ももう19歳か、という感想と、今季はメジャー4大会すべてに参戦して2大会で予選突破したほど凄い選手なのにまだ19歳なのか、という感想の二つが同居するような気がします。

それに合わせて......というわけではないのですが、11日後の9月28日に石川遼選手をメインテーマにした本、桜美林大学教授にして日本ゴルフツアー機構副会長の諸星裕さんの新刊『頑固論――石川遼 自分を信じる力』を発売します。

本当はもっと早く出るはずだったこの本、じつにいろんなことがあって、今の時期になったのです。自分で言うのも何ですが、そのいろんなことがあったおかげで、結果的にはとても良い仕上がりの本になりました。

舞台裏で何が起きたのか。そのお話は、驚きの表紙とともに、来週書きますね!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

いつも一週間に一度、週末にこのブログのアクセスログをチェックしているのですが、先週末のこと。検索語で「からまる女」というのがいきなりトップに入っていたのです。ちょっと不穏に気分になりました。

 

「からまる」「女」?

 

みなさん一斉に何を検索しようとなさっているんだろう?

謎はすぐに解けました。テレビである情報番組が、バッグの中からiPodなどを取り出すときにイヤホンコードがいつもからまっているような、バッグに普段要らないものを大量に持ち歩く女性のことを「からまる女」と呼ぶのだというニュースをやっていたらしいのです。なーんだ。

しかしこれって流行るんですかね?

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

沖ノ島100913-3.JPG昨日に続き、福岡県宗像大社の沖ノ島のお話。この島で見聞したことをむやみに他人に話してはならないという禁制がいちおうあるそうですが、この程度のことはいいですよね。船着き場に立って向かって左手に、小さな鳥居と参道が見えます。写真でもご覧になれますね。ここが沖津宮への入り口になっているそうです(写真に写っているのが島田裕巳さん)。

20分ほど滞在したでしょうか。風と波の音を聞きながら、島の小山を眺めます。何もないといえば、何もない島。大きな岩に草木がうっそうと茂った、島としてはよくある外観です。安易なパワースポット・ブームが飛びつきそうなわかりやすいものは何もありません。もともと神社ですから偶像的なものも何もない。本当に、ただの島なのです。でも祭祀はここでなくてはできない。聖地というのはそういう理不尽さ・超論理性が生み出すものかもしれません。

帰りの高速艇から、遠ざかって行く島が見ながら、島田さんに執筆の神が降りてきたようです。1時間かけて神湊に着き、からまるが船の精算を終えて合流すると、いきなり

「博多へ行ってビールを飲みましょう」。

 

「えっ!? だって宗像大社の本殿や辺津宮を見てないですよ。沖ノ島出土の国宝が展示されている神宝館は16時半に閉館です。急いで行けば間に合いますぞ、隊長!」

 

「いや、もういいんです。ぜんぶ終わりました。本はできました」

 

「!?」

 

「なので博多でビールを飲んで、直会(なおらい。神事が終わったあとに行う宴会)をする必要があります」

 

「( ̄□ ̄;)」

 

心強いというか、神がかっているというか、まあそういう次第で、神湊から一路、福岡に向かい、空港前でレンタカーを返して、タクシーで中州に向かいます。川そばの料理屋でいかの活け作りなどを肴に短い宴会を楽しんだのでした。

これで島田さんもブログで書いている通り、聖地巡りの取材旅行はすべて終わりました。これまで4回にわたるセイファーウタキと久高島、大神神社、天理教教会本部、伏見稲荷、伊勢神宮、出雲大社、沖の島の旅の記録を元に、島田版聖地物語がスタートします。くわしくは後日!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

先週書きましたように、昨日9月13日は福岡県宗像大社の沖津宮がある沖ノ島訪問をメインとする取材旅行に島田裕巳さんと行ってきました。

じつは先週まで、からまるは沖ノ島に渡航・上陸できるとは思っていなかったのです。宗像大社中津宮がある大島へ神湊(こうのみなと)の波止場から出航する海上タクシーの宝栄丸のオーナーの方?に電話で根掘り葉掘り聞くと、年1度の参拝日と決められている5月27日でなくてもチャーターで渡航しますと言うので、「それはこっそり行くようなものですか?」とまるで密入国するかのような気分になって訊くと、沖津宮への参拝はできないが、男性だけなら(女性は立ち入れない)上陸も通常にできると言うではないですか。ただ費用はかなり高いので、ちょっと迷ったのですが、しかしわざわざ宗像まで行って、そういうチャンスがあるのにためらうなんて筋違いだろ、と思い直し、チャーターすることを決めたのでした。

サイトで丹念に調べると、学術目的などで宗像大社の協力を得られれば、5月27日以外の沖津宮参拝も可能なようです。ただし今回はその準備がまったくできないので、参拝は端から諦めました。写真も含めて信じられないほど貴重な情報が盛り込まれたブログにリンクしておきますので、沖津宮のこと、その歴史的意義などはそちらをご覧下さい。

さて、ようやく猛暑がゆるんだこの日、福岡空港でレンタカーを借りて、30キロほど走ると宗像市の神湊に着きました。前日の宝栄丸に対する電話確認では、天候と荒波の影響で、沖ノ島への渡航は五分五分と言われていたのですが、11時半に神湊に着いた段階でOKの判断が出ました。まず大島へ行って中津宮に参拝し、島で唯一の喫茶店でランチして、いよいよ沖ノ島に向けて出航します。

距離は60キロくらいだそうですが、高速艇宝栄丸は、わずか1時間足らずで着きました。さすが高速艇、すさまじい波を巻き立てて進み、それに驚いたトビウオが船の後方にきれいに跳躍していくのを見るのが楽しいです。

やがて水平線しかなかった前方に島影が見えてきます。映画「風の谷のナウシカ」に出てくる巨大な芋虫のオームが海上に姿を現したかのような外観。本当に、玄界灘はるかに浮かぶ(というか海底から突き出た)孤島なのでした。

参拝できなくても島の中には入れるのかと思っていましたが、それは大きな誤解で、厳しい規則によって、からまるたちは船着き場の埋め立て区域から出ることは許されませんでした。当然ながら誰もいません。島田さんとからまる、宝栄丸の船長、そして沖津宮社務所の神主さんだけです。こんな遠くの島へわざわざ祭祀のために、ずっと後世になって「海の正倉院」と呼ばれるほど大量の装飾品を持ち運んだのはどうしてなのか? 島に足をつけて思うと、疑問がふつふつと湧いてきます――。

こんちには。講談社BIZのからまるです。

宗教学者の島田裕巳さんと来週月曜日に沖ノ島に行ってきます。

「沖ノ島」と聞いてパッとわかる方がいらしたらけっこうパワスポ通かもしれません。からまるも最初、「隠岐の島」かと思い、島田さんに「福岡か北九州から行くんだよ」と言われて「?」と思ったくらいです。「おきのしま」という地名はたくさんあるのですが、今度行く「沖ノ島」は九州の北、玄界灘の孤島で、「宗像大社」という神社のお宮もあり、古代より人が暮らしていたのです(ただし上陸は年に一度、日本海海戦が始まった5月27日しか許されていない)。

この沖ノ島で、島田裕巳さんと歩く聖地の旅はラストとなります。前回、8月29日は出雲大社でした。出雲大社の本殿は60年に一度の「平成の大遷宮」と呼ばれる大改修のため覆われていますが、この時期はたまたま改修中の大屋根を見学できる特別拝観をしていまして(事前に往復はがきで申し込みが必要)、間近に見てきました。屋根材に使われている松の木から60年経った今でも松ヤニが湧き出ているところまで子細に見られたのはラッキーでしたね。帰りには実際に屋根を葺いていた檜皮古木を小さく裁断したものを一人一人いただきました。

というわけで、13日の日記はお休みし、沖ノ島報告を14日にしますね!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

官邸敗北500.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像『官邸敗北』の長谷川幸洋さんの切れ味がますます鋭くなっています。2週連続でテレビ朝日系日曜朝の「サンデーフロントライン」に出演し、とくに先週は菅直人総理に対して、菅総理の上滑りの話を聞きながら「そこを突っ込んでほしい!」とテレビの前で多くの人が心の叫び声を挙げたであろうところにピンポイントで迫っていく凄みを感じました(他の出演者は正直言って突っ込みが薄味)。

そして昨日は、文化放送さんにお邪魔し、午後放送のラジオ番組「大竹まことのゴールデンラジオ」に生出演するので、からまるもお供したのです。そこで長谷川さんが強調されていたことの一つは、「菅直人総理も小沢前幹事長も根っこは同じ中央集権主義者」というお話です。

地方へ渡す補助金は菅政権のもとでも従来通り、国(中央)が使い道を事細かに決めて地方自治体に配分する「ひも付き補助金」になっているわけですが、これを小沢前幹事長は一括交付金にして地方に自由に使わせようとおっしゃっています。たしかにそのほうが現状よりはムダがないかもしれません。

しかし、これはあたかも地方に自主性を持たせるように見えるのですが、そう思うのは厚労省や国交省のように地方への補助金の使途に具体的に介入する(ひもを付ける?)官庁から見たら自分たちの権限を奪われる話であって、財務省から見れば、国が集めた税金を地方に配分する構造(つまりこれが中央集権の根っこ)じたいが維持できれば、何ら権限は損なわれないのです。

ということは、財務省の消費税増税路線を推進する菅総理も、消費税増税より歳出見直しと地方への一括交付金化など予算組み換えを主張している小沢前幹事長も、大きな政府派=中央集権維持派という意味では同根の政治家なのです。あたかも激突しているように見えるけれども、これでは小沢前幹事長の「脱官僚・霞が関解体」はまやかしではないでしょうか。

こういう視点はさすがに『官邸敗北』の著者だと思わせてくれます。

これからの本当の争点は、道州制など地方分権であるべきでは? 民主党内のコップの中の嵐に惑わされずに。

その長谷川さんがパネリストの一人を務めるシンポジウムが講談社内で行われます。「現代ビジネス」主催、「ソーシャルメディア時代のジャーナリズム」と称して、田原総一朗さん、佐々木俊尚さん、津田大介さんと共に出演(9月16日 午後6時半開場 午後7時開演・午後8時40分終演予定。参加費2000円)。これは楽しみ!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

ポスター.JPG小川仁志さんの『ヘーゲルを総理大臣に!』、今月22日の発売を控えていろいろ準備をしています。

まず書店さん向きポスターです。写真でご覧のようにうめさんの絵を使い、A4サイズで作っています。もし書店さんで見ていただける方がいらしたら、ぜひお使い下さいませ<(_ _)>。お店に彩りをそえると思いますが如何でしょう?

また、昨晩、発作的に思いついて、「勝手公式サイト」を作りました。本来はお金をかけてプロに依頼して会社のサーバにアップすべきものだと思うのですが、何せ出版点数の多い会社のこと、本一冊のためにそんなにお金も手間もかけてくれません(ー'`ー;)。自分で作るしかないので、チープだけどこの機会に始めることにしたのです。

当初、この「からまる日記」の別ブログにしようと思っていたのですが、また一からデザインする能力に不安を感じたのと(からまる日記の構築には何日間もかかったのです)、人が集まりやすいブログサイトで試そうと思って、プライベートでも使っているアメブロにしました(でもちょっとアドセンス広告がウルサイかな)。

今後ここから、本にまつわる小ネタ面白ネタを次々に発信します。まずは本日、著者の小川仁志さんが、この本の紹介エッセイを載せます。

『ヘーゲルを総理大臣に!』勝手公式サイト、ぜひご愛顧ください! サイトのドメインにある「pmhegel」は、もちろん、「プライム・ミニスター、ヘーゲル!」

 

なお、明日は一日外出のため、この日記はお休みします。また明後日に!

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

ヘーゲルjacket & obi.JPG本の表紙を入稿する前に、装幀家さんのラフを元に装幀会議というものを販売・宣伝・業務担当者に来てもらって行います。うめさんの絵を使った、写真でご覧の表紙とまったく同じ『ヘーゲルを総理大臣に!』のラフをからまるが会議のテーブルに置いたとたん、「おお!」という感嘆の声(あるいは、からまるがまた妙なことをしていると絶句している声)がどこからともなく湧き起こりました。でも、「どうしてこういう絵になるのか」とか、「このオビは日本語としてどうか」という議論にはなりませんでした。みんなロジカルシンキングから遠く離れた直感型の人間なのでしょう、会議はそのまま通りました。

本当に、『ヘーゲルを総理大臣に!』というタイトルも、うめさんに絵を頼むことも、オビのコピーも、すべて直感だけで動いた結果なのです。それぞれにかかった時間は、うめさんの漫画のどの絵がいいかを選ぶのを除いて、ほんの数分に過ぎません。こんなこと滅多にないなー。

それは現実が容赦なくからまるに働きかけたからなのかもしれません。総理大臣が何度も交代すること、菅直人総理の言葉の空虚さに対して抱いた自分の率直な感情が、こういうものだったのだと思うのです。

まるでこの本とぴったり重なるように、文字通り「総理の資質とは何か」を問う民主党代表選が始まっています。

からまるから見ると、あの小沢一郎元幹事長が街頭やテレビで表立って「総理への意欲」をあらわに語っているのは、本当に不思議に見えてなりません。かつての自民党時代、1990年代前半に金丸信元副総理が「小沢を総理に」の一念で金塊を事務所に貯め込んでいた時代でさえ、小沢は総理になるチャンスに乗りませんでした。その後、幾たびもそういう舞台があったにもかかわらず、裏方を選んできた男と同一人物とは思えないほど前のめりの姿勢。

でもこれが、「総理の資質」に対する関心が高まっている原因なのかもしれません。

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

ヘーゲルjacket.JPGうめさんと打ち合わせてから約1ヵ月、絵ができ上がってきました。本当に素敵! 思わず目が釘付けになります。写真はそれを使った表紙です。

ご覧になっていかがですか? 人物のポーズがとても斬新ではないでしょうか?

女の子が何をしようとしているのか、見る人によってけっこう異なるのです。ある人は祈りを捧げているようだと言いました。別の人は、いっしょに座ろうよと言っているのだと。こちらの意図は、誰かに(ヘーゲルに?)手を引っ張ってもらおうとしているところなのですが、でもいろいろな解釈ができますよね。からまるが何より素敵だと思ったのは、もし漫画のフキダシがあったら、見る人のそのときの心のあり方によって、どんな言葉でも入りそうな動きと表情によって、これから物語が始まる、その瞬間を捉えているからです。

「木漏れ日」も素敵です。鞄の手前にあるペットボトルのハイライト、そしてスカートの裾に写り込んだ木漏れ日のカゲでできた木の葉。最高っす。

この表紙は社内でも大変な驚きをもって迎えられました――。

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

『大東京トイボックス』のうめさんに宛てて出したツイッターのダイレクトメッセージには少し経って返事が来ました。そこには、1ヵ月ほど時間があれば引き受けられる、と。

も、もちろんです! 待ちますー! 発売延期してでも時間つくりますぅ!という覚悟でしたから、著者の小川仁志さんに同意してもらい、装幀家さんには「絵が来たらすぐにデザインしてね」と言い含めたうえで、『ヘーゲルを総理大臣に!』という超ヘンテコなタイトルですが表紙の絵をお願いしますという返信を出したのでした。

打ち合わせ当日。喫茶店で本の内容をうめさんにプレゼンし、タイトルのヘンテコさに面白がっていただいて、絵柄についてきめ細かい打ち合わせを始めました。からまるがお願いしたのは、まず女の子の絵であることと、背景があることです。

今ではもう言い尽くされている感がありますが、あの『もしドラ』の表紙の絵が読者の心を掴んだ最大の特徴は、ゆきうさぎさんの萌え系の女の子の絵だけではなく(それだったら過去にいくらでも例があります)、表紙全体に背景が入っていることです。この背景は別の方が描いていて、アニメーションや子供向きの絵本と同じ作り方ですね。背景画家は画力のある方が多く、その上手さが人物の絵を引き立たせています。

うめさんは物語漫画家ですから、キャラ(セル画)と背景を分ける必要がありません。アニメ絵とは違う表現ができるわけです。で、からまるがお願いしたのが、昨日のエントリに書いた『東京トイボックス』第一巻の絵にあった「木漏れ日」なのです。

木漏れ日は、太陽の光と、その光が織りなす微細なカゲを表現しなければならず、背景にも人物にも一体となって関係してきます。アニメーションスタジオなら何の問題もないでしょうが、表紙の絵としてキャラ絵と背景画を別々に依頼した場合、けっこう手間がかかりそうですよね。

女の子と木漏れ日、そして背景。いろいろ議論した挙げ句、うめさんが出した結論は、遠景ではなく、地面を背景にすることでした。女の子を座らせよう、そして木漏れ日をきらきらと浴びさせよう、と。

からまるはこのとき、すでにオビのコピーを考えてありました。このコピーも直感だけで書いたもので、こんな感じです。

 

認め合い。誇り。自由。

新しい生き方が見つかる本

 

な、なんの説明にもなっとらん( ̄□ ̄;)。そんなヘンテコなコピーだとは思いますが、これが多分、うめさんの中で絵を決める要因の一つになったと思います――。

こんにちは。講談社BIZのからまるです。

からまるが漫画をすっかり読まなくなって、ずいぶん経ちます。以前は好きでしたし、漫画家の方を著者にした本を作ったこともあるのです。しかし、やることが人より遅くて不器用な人間のため、仕事時間を捻出するために、まず漫画を諦めることになってしまいました(その後に諦めたのが映画です。以前は週に2本くらい見ていましたが、ここ5年ほどで見たのが数本くらい)。

なので、からまるのツイッターに「うめ」という方がフォローしてくれたとき、からまるは最初、どなたなのかよくわかりませんでした。

気になって調べてみると、『東京トイボックス』とその発展的続編『大東京トイボックス』という、元最大手の社員だった天才クリエイターの創業したゲームソフト会社が舞台の、現在も連載が進行中の漫画(単行本『大東京トイボックス』は最近第6巻が発売)を描いている方であることがわかりました(すみません、それまで知らなかったのです<(_ _)>

アマゾンで表紙画像を見て、からまるは直感的に「これかも」と思ったのです。早速、既刊本をすべて大人買いして読みました。

直感通り。最初に読んだ『東京トイボックス』第一巻の89ページにある絵、女性の主人公が木漏れ日を浴びて目を伏せてたたずんでいる絵を見て、からまるはもう完全に確信しました。

絵が上手い。ただ上手いだけでなく人物や表情が何か魂を揺さぶられるものを発している。漫画の登場人物たちは20代から30代なのですが、そういう世代の、サラリーマンではない個性的な人たちの感情が爆発している。ヨロコビも、涙も、悔しさも、希望も、皮肉も、憎しみも、傲慢も、敵愾心も、人を愛する気持ちも。

 

この人に描いてほしい!

 

『ヘーゲルを総理大臣に!』が持っている「哲学の感動」がゼッタイ伝わる!!

 

ほかはあり得ん!!!

 

こう圧倒的に確信してしまったからまるは、ツイッターでうめさんにダイレクトメールを出したのでした――。

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