karamaru: 2013年2月アーカイブ

こんにちは、からまるです。

アメリカ秘密公電オビ付き表紙.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像
今日も株が上がりましたね。今週はイタリア総選挙後の混乱を悲観してキツい下げ相場があったり、今日のように日経平均が300円も上がったり、ジェットコースターのような相場展開になっています。こうした激しい上下を繰り返しつつも、株価の右肩上がりは続いていくのでしょうか。

で、からまるは、ふと思い出しました。2011年10月に刊行した原田武夫さんの『アメリカ秘密公電漏洩事件』は、第4章で「史上空前の日本バブルがやって来る」と題して、2013年に日本株が爆発的に上昇すると予言していたのです。大当たりじゃん!

団塊の世代に対する年金支払いが本格的に始まる2013年(著者はこれを「2013年問題」と呼びます)、つまり今年、ヘッジファンドや投資銀行など国境をまたいで巨額の投資活動を行う主体(著者はこれを「越境する投資主体」と呼びます)は、日本の財政が弱体化する「2013年問題」につけこんで日本国債の空売りを浴びせるだろう。無為無策でいればデフォルト宣言に追い込まれかねないため、日本政府は政府保有株や不動産などの国有財産の売却を行う。そして、それらを高値で売却するために、株式や不動産のマーケットを高値に誘導する「官製相場」を作り出す――というのが、その趣旨です(p264-271)。

なるほど、現在のアベノミクスの無期限金融緩和政策は、「官製相場」と言って言えないことはないかもしれないですね。アベノミクスの3本柱は「金融」「財政」「成長」ですが、この「官製相場」にうまく乗じて財政を強化するのが次の段階なのでしょうか。

原田さんの慧眼恐るべし。
こんにちは、からまるです。

新・福音書.png
先日、苫米地英人さんの『本当はすごい私』を重版したばかりですが、今日は2007年7月に刊行した『ドクター苫米地の新・福音書 禁断の自己改造プログラム』の重版が決まり、6刷目となりました。刊行から5年半。堂々たるロングセラーですね。

最近、ちょっとした苫米地さんブームが起きているようで、書店さんからの引き合いが強いようなのです。なんといっても、こんなに面白い自己啓発書をつぎつぎと書ける人はそうそうはいませんよ。時代が苫米地さんに追いついてきたかな。

早速、苫米地さんに連絡したところ、最近までエルサレムを訪問していたのだそうで、なにやら『新・福音書』というタイトルとシンクロしています。ただし、このタイトルは新約聖書に由来しているのではなく、「エヴァンゲリオン」に由来しているのでもなく、人々に福音をもたらす画期的な考え方という意味合いなのですが。
こんにちは、からまるです。

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今日発売の「週刊東洋経済」3月2日号で、ジャーナリストの歳川隆雄さんが、仙谷由人さんの『エネルギー・原子力大転換 電力会社、官僚、反原発派との交渉秘録』の書評を書いてくださっています。どうもありがとうございます<(_ _)>

タイトルは「民主党政権の内幕を描いたドキュメンタリー」。とくに、次のように書いてくださったのは、まさに我が意を得たりなのです。引用しますね。

「とりわけ、東電の勝俣恒久会長(当時)との対決や、新生東電のトップに招請したトヨタ自動車の奥田元会長との交渉秘話は興味深い。一貫しているのは著者の現実的な政治姿勢だ」

「"反小沢"の盟友、菅氏とも主張の相違を鮮明にする硬骨漢ぶりがうかがえる」

現在の海江田民主党の迫力のなさを見ると、この本が描き出した激しくも真剣な党内議論が民主党を活性化させていたのだと感じます。原子力問題を離れても、政党とは何かを考えさせるところがあるのだと担当者は思っています。

     *     *

明日は入稿作業待ったなし状態に陥るので、お休み<(_ _)>また明後日!
こんにちは、からまるです。

今日のお知り合い本ご紹介は、あの佐藤優さんに、5人のお子さんをお持ちの民主党前衆議院議員・井戸まさえさんが「佐藤さんのような教養人に子どもを育てるにはどうしたらいいのか」を直撃した『子どもの教養の育て方』(東洋経済新報社)です。昨年の11月末に出た本ですね。

推薦されている本や勉強の仕方など、佐藤さんの指南はオーソドックスなものです。面白いのは、佐藤さんの子ども時代の姿を彷彿とさせる話ですね。佐藤さんの猫好きは大変有名ですが、おそらく子どもの頃からさまざまな小動物を飼っていたのでしょう。子どもが死を学ぶには寿命の短いカブトムシのようなものを飼うのがいい、どんなに大切に育てても死期が来ると知れば人間の限界を認識することができる、とした上で、

「カブトムシもなつくし、キリギリスもなつきます。餌をやる人にはなつく。金魚もいいかもしれないですね。金魚もなつますよ」(p146)

え?そうだっけな?

からまるも小学生の頃、けっこうバラエティに富んだ小動物を飼っていました。狭い団地の部屋で、しかも兄弟でシェアしていたのに、いっときなどカナヘビ(トカゲの一種)、メダカ、カブトムシやクワガタムシと猫を同時に飼っていたことがありました。猫がカナヘビを水槽の中から捕獲して、その死骸がベッドの下から出てくるなど日常茶飯事だったので、さぞかし親は迷惑したことでしょう。その経験からいって、猫以外の彼らがなつくとは、ちょっと思えないのですが、そこが佐藤さん独特の子ども時代の感受性だったのでしょう。

本線とは関係ないところに感心してしまったのですが、普段は知られない佐藤さんの姿を引き出したのは井戸さんの手腕であり、このお二人は気が合っていますね。
こんにちは、からまるです。

転職面接必勝法実践編オビ付き新表紙.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像
昨年の春にも同じようなエントリをしましたが、最近、2011年4月にカリスマエージェント細井智彦さんの『転職面接必勝法 実践編』の付録として製作してユーチューブに公開した動画「細井智彦式模擬面接」のチャンネル登録が激増しています。これはどういうものか、ユーチューブのページにからまるが載せた口上文をアレンジして転載しますと、

「『転職面接必勝法 実践編』に盛り込まれた内定率倍増ノウハウをベに作成した模擬面接の実例ムービー。「自己紹介編」「転職理由編」「自己PR編」の3本があります。3人の応募者が登場しますが、もしあなたが面接官だったら、誰を採用したいでしょう? 面接官の視点で見ると、面接で修正すべきところが一目瞭然でわかります」

下記リンクの3本のうち、もっとも見られている「自己紹介編」はすでに32000回再生されています。3本合わせると9万回近くになります! ご覧いただいた方、どうもありがとうございました<(_ _)>



昨日書いたように、いろいろと入稿作業が続いてバタバタのため、本日と明日はお休み。また明後日に!
こんにちは、からまるです。

先週から入稿作業が続いています。「入稿」とは、著者の方が書いた原稿を精読し、必要な修正や追加があれば著者に手入れをお願いし、なくても語句の間違いを訂正するなどして原稿の体裁を整え、版組を作成する方にお渡しできる状態にする作業です。自分で言うのも何ですが、編集者にとって最も根気を要する仕事ですね。

と、そんなことを書くと、最近からまるの新刊がさっぱり出ていないどころか、かなり先まで出ないことがバレてしまいます。まあそうなんです。仙谷由人さんの『エネルギー・原子力大転換 電力会社、官僚、反原発派との交渉秘録』を1月中旬に出して以来、かれこれ1ヵ月経ちます。その間にも編集部の同僚たちはつぎつぎと新刊を出しているのです。ああ面目ない。

そんな次第で、5月までは新刊がありません。今はその種まき期ということで、会社の皆さん、お手柔らかに。
こんにちは、からまるです。

今日の他社ながらアッパレ本はノンフィクション系ではなく小説です。昨年11月に出てベストセラーになっている池井戸潤さんの『七つの会議』を遅ればせながら読みました。

ある日、三省堂書店有楽町店さんで、たまたま置いてあった本書第一章と池井戸さんが池上彰さんと対談した文章が掲載されている無料冊子を手に取ったのがきっかけです。ちょうどインドに行く直前のタイミングで、飛行機で読もうと思ってかばんに入れたのでした。

いざインドに向かう機内で読み始めたところ、あまりの面白さにすっかり夢中になってしまいました。これぞ池井戸マジックか、からまるは続きを読みたいあまりに今すぐ日本に帰りたくなったほどです。そんな次第で、版元の日本経済新聞出版さんのフリーミアム戦略にまんまとはまって本を買ったわけですが、この本の面白さは最後の一行まで続きました。電車内で読みながら、何度目的の駅を行き過ぎそうになったことか。

いかにも起こりそうな出来事、いかにもそうなりそうな経緯、登場人物が戦わせる議論の深さ、最後は善が勝る読後感の素晴らしさ、文章と構成の上手さ。サラリーマンなら誰もが頷ける内容です。これぞ今読まれるべき企業小説。仕事関係者の皆さんに勧めています。
こんにちは、からまるです。

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先月お伝えしたように、山崎拓巳さんがブログで取り上げてくださったことがきっかけになったらしくて書店さんからの注文が増えたため、2008年8月に刊行した苫米地英人さんの『本当はすごい私 一瞬で最強の脳をつくる10枚のカード』の8刷が決まりました。めでたい!

アマゾンのレビューに素晴らしい文章が載っていました。「このはなさくや」さんの2012年3月10日のレビューの一部を引用させていただきます。

「とかく変人でキワモノ扱いされる苫米地英人博士だが、やっぱ、この人すごいわと思う。ちまたで言い古されている「現在は過去の蓄積の結果である」から、「現在は自分が選択した未来の結果である」という思考の転換からはじまり、その思考の転換の結果として「あのときああしておけばよかった、こうしておけばよかった。」という後悔だらけの視点、あるいは、「なんでわたしがこんな目にあわなければならないんだろう?」という現在起きていることの不平不満だらけの視点から、「最善の未来にたどりつく過程としての現在」として今体験している現在、現在の自分自身がベストであると全肯定してまるごと受容できるという「へぇぇぇ~、なるほど!!」な体験が出来るわけである。」

まさに。からまるもこれには激しく同意します。
こんにちは、からまるです。

昨年12月にお知り合い本として紹介した米津一成さんの小説『追い風ライダー』(スターダイバー発行、徳間書店発売)が、なんと重版をしたのだそうです。これはニュースですね。米津さんは自転車もののノンフィクションで実績があるとはいえ、小説についてはド新人の方です。たしかに面白い小説だとはからまるも思いますが、おもしろいだけで本が売れたら苦労はありません。そもそも新人作家の小説が出版されるのは、通常、新人賞を獲った場合です。『追い風ライダー』は何の賞も獲っていないので、出版されるだけでもかなりハードルが高いのに、重版が決まるなんて奇跡ですよ。

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これは出版プロデュース会社ならではの成果かもしれません。この本の版元であるスターダイバーは出版プロデュース会社なのです。自社で企画・刊行し、販売だけ徳間書店さんに委託しているのですが、出版プロデュース会社ならではの、小回りがきいた販促を試みたと聞きました。

写真のように京王線の中吊りに『追い風ライダー』の広告を出稿し、本の一節を紹介するとともに、最寄りの啓文堂書店さんで「京王線サイクリングマップ」が無料でもらえることを告知。啓文堂書店さんには中吊り広告を見た人が大勢来店し、一時は文芸書売上のベスト10入りまでしたそうです。中吊り広告に沿線で展開している書店さんと連動性をもたせるとは、スターダイバーさん、なかなかやりますね。
こんにちは、からまるです。

昨年10月に出た『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著、神崎朗子訳、大和書房)が、いまや45万部を超える大ベストセラーになっているそうです。表紙イメージが似ているサンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』に追いつくかもしれない売れ行きで、じつにうらやましい限りです。

高い目標を掲げても、易きに流れ、欲望に負けてサボる意志の弱さを、あるときは脳科学的に、またあるときは心理学的に説明しています。昔からよくあるタイプの本といえばそれまでですが、アメリカ東海岸屈指の名門校の人気講義とくれば興味を引かれます。実例と説明がうまくマッチしていて、その快刀乱麻ぶりがまず読み物として面白いですよね。

人間の脳は「今よりも将来のほうがもっとできる」と楽観視するのだそうです。しかも、人間の持つ「報酬システム」はなかなか厄介で、目の前に刺激がなければ将来の報酬のことを考えられるのに、目先の報酬にはたちまち反応し、ドーパミンが発生してしまう。それが欲しくて欲しくて仕方なくなる。そして脳の前頭前皮質は「明日こそちゃんとやるから」という言い訳を正当化するのだそうです。

したがって、そんな立派な脳を持たないチンパンジーなら「いま2つのおやつを上げるけれど、2分待ったら6つのおやつを上げる」という「待て」をガマンできるのに、人間はそれをガマンできない。それが実験で確認されたのだそうです(p233-235)。「明日はちゃんとやるから、今はいいんだもん」。これでは意思の力なんて台無しです。

かといって、それによって自分はダメだと罪悪感を抱えるのが、もっともよくないと著者は書きます。

「自己コントロールの探求においては、私たちが自分に向かってふりかざすおきまりの武器――罪悪感、ストレス、恥の意識――は何の役にも立ちません。しっかりと自分をコントロールできる人は、自分と戦ったりはしません。自分のなかでせめぎ合うさまざまな自己の存在を受け入れ、うまく折り合いをつけているのです」(p337)

いいフレーズではありませんか。こういう著者の眼差しがベストセラーになっているもう一つの理由だと思います。ただし、実際に大学で行われる10週の講義は実践的なエクササイズを狙っているようですが、本書はそういう要素が弱いですね。
こんにちは、からまるです。

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昨日はとてつもなくラッキーな出会いがありました。たまたまある人に紹介された方が、なんと!仙谷由人さんの『エネルギー・原子力大転換 電力会社、官僚、反原発派との交渉秘録』を熱心に読んでおられる様子で、本にあちこち付箋が貼ってあるのです。驚愕のあまり、からまるは用件も忘れて、

「そ、その本どうしたんですか!? どうしてそんなに付箋が貼ってあるんですか!!?」と名刺交換もそこそこに叫んでしまいました。どうやら仙谷さんと接点のある方で、本を見せてもらうと、付箋だけでなくマーカーでもびっしり印がついています。担当編集者から見て、ここが山場というところもしっかりマークされているではないですか。いやー以心伝心。

「この本の文章は仙谷さんそのもの。仙谷さんの肉声が聞こえます」

とおっしゃっていただきました。「肉声が聞こえる」。これ以上うれしい評価はないですね。
こんにちは、からまるです。

昨日は株価が暴騰し、日経平均は400円以上も上昇しました。円安に触れたことで為替の恩恵を受ける輸出企業だけでなく、新興国でグローバルなビジネス展開をしている企業の業績見通しにも、明るさが見えてきたようですね。日本経済周りには元気が出るニュースが増えてきました。

しかし、この株価上昇は本物か?という点は相変わらず、からまるの周辺で意見が割れています。ある不動産の専門家は、都心部の不動産取引はまったく静かなままだとおっしゃいます。「株価が上昇しても、景気回復を皆さん信じていないのではないでしょうか」というのです。

会社員の給料が上がらないと本物の景気回復ではないとおっしゃる方もいます。からまるも会社員の身ですから、なかなか言いにくいのですが、「企業は利益が増えた分を株主配当の増配に回すのではなく、社員の給料を上げるほうに回したほうが、経済全体をよくし、ひいては当該の企業業績もよくなる」という理論をどなたかお持ちなら、ぜひ伺いたいと思っています。

ところが一方、先日遊びに行ったインドのデリーの街は、韓国の存在感が大きいように見えました。ハングル語を流暢に話すインド人ガイドに導かれた韓国人観光客の数が、日本人のそれよりずっと多いのです。東南アジア各国同様、ハングルの看板も多い。からまるたちのガイド氏に訊くと、インド人は親日的だけれど、日本は没落しつつある国というイメージが定着していて、中国人や韓国人と積極的に付き合わざるを得ないんです、と、ガイド氏はちょっと悲しそうな顔で言っていました。最近は以前と違って、日が沈むとか日が昇るとか、そういった日本経済のマクロな予測本があまり流行らないようですが、それは日本人が身の丈サイズのことに関心を向けている証なのでしょうか。
こんにちは、からまるです。

ストーリー&キャラクターの作り方オビ付き表紙.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像
今日はとてもステキな愛読者カードをいただきました。2011年10月に刊行した沼田やすひろさんの『超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方についてです。ご紹介しますね。

「作家志望で、3年ほど色々な創作者向け書籍を読み漁ってきましたが、ここまで実戦的で役立つ本は初めてでした。(中略)この本の方法論を取り入れて書いた作品が、先日、新人賞でこれまでにない好成績となり、某出版社の編集の方とコネクションができました。新しい視点での気づきをくれた、この本と著者の方にはひじょうに感謝しています」

まさに、まさに、著者とからまるが、この本を読んでくださった方になってほしいと思っていたのが、このことなのです。うれしい感想をお書きいただきまして、本当にどうもありがとうございました<(_ _)>
こんにちは、からまるです。

昨日発売の「週刊東洋経済」2013年2月9日号の特集は「海外移住&投資」です。ここでいう「海外」とはおもに東南アジアです。それで、「海外移住」というと、リタイアした富裕層の方々が医療や介護施設の評価が高いマレーシアやタイでロングステイするというイメージで、現に、からまるがいる編集部からも現地取材情報を盛り込んだ『マレーシアで暮らしたい! マレーシア「ロングステイ」公式ガイドブック』(山田美鈴・著)という本が出ています。

「週刊東洋経済」の特集で扱われているのは、むろんそういうニーズに合わせた記事もあるのですが、どちらかというと、もっとアグレッシブに、東南アジアで働く&投資するほうに重点があるように読めました。こうした動きは就職氷河期の頃からあって、日本企業の本社には採用されなかったけれども香港やシンガポールの日系企業に現地採用されて活躍する姿が話題になったことがあったと記憶しています。

じつはからまるも、この流れに添った企画を5月に向けて準備中です。内容に現在ならではのリアリティがあって、とても楽しみにしているところなのです。
こんにちは、からまるです。

遅ればせながら、ぐっちーさんこと山口正洋さんの『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』(東邦出版)を読みました。独特の上から目線が逆に心地よいほどズバズバと主張する本でした。まるで小説を読むような面白さ。10万部売れているそうですが、納得ですね。

読んで改めて思うのは、投資銀行でディーラーを経験し、百億単位で為替と債券に携わった人は、視野が広くて日本の国内要因だけではけっして日本経済のことを説明しないということです。そこが現政権のアベノミクスとの大きな違いかもしれません。

日本はドル建ての取引比率がどんどん下がっており、人に物を売るときはできるだけ強くなりそうな通貨で決済し(輸出)、人から物を買うときはできるだけ弱くなりそうな通貨で決済する(輸入)から、輸出通貨は輸入通貨よりも円建ての比率が高く、ドルが安くなればなるほど日本は儲かる仕組みになっている(p76)、格付け会社は国債に格付けするわけではなく、そもそも自国通貨建ての債券は紙幣を刷れば済むので格付けする意味がなく、ソブリン格付けという国の経済力ランキングをつけているだけ(p109-110)など、業界の人にとっては当たり前なのでしょうが、からまるには目から鱗が落ちる指摘が盛りだくさんでした。

アメリカが海外首脳を招くときのステートディナーの料理とワインに注目して、その内容に、2011年11月の米中首脳会談時のオバマ政権が当時の胡錦涛国家主席に見せた本音がうかがえるという第5章の読み物も面白かったです。
こんにちは、からまるです。

今週水曜日まで仕事仲間といっしょにインドのデリーに行ってきました。純粋に観光目的だったのですが、同行者やコーディネーターさんの計らいでデリーの出版社やスラムに住む家庭の取材もしてきました。

ライジングスター.JPG
出発は先週の土曜日。当日の夕方に空港に着き、日曜日から活動開始しました。日曜の朝10時といえば、1月から始まり、すでに各メディアで大きな話題になっている「巨人の星」インド版アニメ「スーラジ ザ・ライジングスター」の放送があるのです。ホテルの部屋でしっかり見ましたよ。Colorsという放送局がやっていて、スポンサーには鈴木自動車の現地子会社であるマルチ・スズキさんや全日空さん、コクヨさんがついてくださっています。

写真はそのときの1シーンをテレビ画面に向かって撮ったもの。主人公スーラジがある勝負で奮闘している顔のアップです。言語がヒンディー語なのでストーリー内容はからまるにはさっぱりわからないのですが、しかしやはり原作が「巨人の星」で、アニメは世界共通言語のようなものなので、何を描こうとしているのかくらいはわかりますね。

「スーラジ ザ・ライジングスター」のチーフ・プロデューサーは講談社の古賀義章さんで、このプロジェクト誕生の経緯を自ら書いた『飛雄馬、インドの星になれ!』が、からまるがいる編集部から先日、発売されました。

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