karamaru: 2015年10月アーカイブ

こんにちは、からまるです。

ハーバード合格基準進学塾の早稲田アカデミーさんから中学受験の保護者向き雑誌「サクセス12」が今日、献本されました。とく心当たりがなく、付箋が貼られているページを見たら、2014年5月に刊行した佐藤智恵さんの『ハーバード合格基準』が紹介されています。

「スーパーグローバル人材の実像を具体的に示した日本で初めての本」。はい、まさにそういう本なのです。同記事内で、広島県のAICJ中学校の教頭先生が「中学生には、ぜひ、一度目を通してもらいたい本です」とコメントされていて、いや~中学生には難しいのでは?と思ったのですが、この学校は国際バカロレアのワールドスクールなのですね。どうりで意識が高いわけです。

原稿整理でバタバタです。また明日!

こんにちは、からまるです。

書店さんこそ最高の劇場空間!という思いがこもった書店イベント紹介ウェブサイト「本屋で.com」をからまるは応援しているのですが、このサイトはいま、参加する書店さんを募集しているそうです。

それにしても、「本屋で.com」を見るとたちどころにわかるように、最近は東京だけでも一日にいくつもの書店さんで面白そうなイベントをやっていますね。時間が許せば毎日でも行けるくらいです。書店さんもいま、ネット書店さんとの差別化なのか、読者がリアルな体験をする場づくりに力を入れているように思います。

書店にカフェが併設されるのは当たり前のようになってきました。代官山店に豪華なカフェを作ったTSUTAYA書店の運営会社カルチュア・コンビニエンス・クラブの増田宗昭社長のインタビュー(今週発売の「週刊東洋経済」10月31日号)は面白かったですね。また、「泊まる」イベントも行われたことがありますし、これからも計画があるようです。書店は以前からデートの待ち合わせ場所だったわけですし、「書店に行くと何か楽しいことがある」というドキドキ感をイメージするのも、編集者の仕事では大事かもしれません。

こんにちは、からまるです。

先週金曜日のエントリで、日本経済新聞火曜日のキャリアアップ面「経営書を読む」にピーター・センゲさん、オットー・シャーマーさん他による『出現する未来』が取り上げられたことを書きましたが、これは連載形式だったのですね。今日付の同欄で、同じアーサー・D・リトルの森洋之進さんが2回目の記事を書いてくれています。テーマは「U理論」の「センシング」についてです。

出現する未来『出現する未来』には、いま翻訳書だけでなく漫画版の解説まで刊行されている共著者オットー・シャーマンさんの「U理論」のアイデアが議論されています(本書第6章「出現する理解――U理論」)。U理論はセンシング、プレゼンシング、リアライジングの3プロセスからなります。『出現する未来』第6章では、センシングを「ひたする観察することによって、世界と一体となる段階」、プレゼンシングを「後ろに下がり、内省することによって、内なる知が浮かび上がる段階」、リアライジングを「流れにそって素早く動く段階」と説明しています。この3段階を通じて真に新しいイノベーションが創出され、未来は創造されるのです。

しかし、どうしても私たちは「受け身の学習」をしてしまうと「はじめに」で指摘されています。受け身の学習とは、習慣的行動の反復とメンタルモデルのダウンロードからなり、その二つの点を結ぶ円環から抜け出すことがありません。「もっぱら習慣的な思考をダウンロードするだけであり、自分の心地いい範囲内でしか世界を見ようとしない」「最善の場合でも、これまでにやってきたことを、もっとうまくやれるようになるだけだ。自分たちの世界観という繭のなかでは安全でいられるが、それは大きな世界とは切り離されたものである」(p24)。

からまるが本書の編集をしていた2006年当時は、この概念について、からまる自身もリアルな理解には至っていなかったように思います。でも、いまの現実の混沌は、「メンタルモデルのダウンロード」では絶対に追いつけない世界になっていませんか? 本書がこうして今も読まれるのは、この混沌から脱出するヒントが本書に詰まっているからだと思います。

また明日!<(_ _)>

こんにちは、からまるです。

昨日のエントリの続きを書こうと思っていたのですが、お知らせをいただいたので別ネタを。

日本経済新聞の毎週火曜日のキャリアアップ面に掲載されている「経営書を読む」で、10月20日、2006年5月に刊行したピーター・センゲさん、オットー・シャーマーさん他による『出現する未来』が取り上げられていました。アーサー・D・リトルの森洋之進さんが次のように書いてくれています。

「意図するところはおよそ経営学の範囲を超えており、立ち現れてくる未来に対する「予知能力」をどう捉え、育成していくべきかの解明です。それゆえ、経営学の主流と見なされている「科学的かつ実証的な戦略構築論」の対極に位置づけられます。しかし、過去の経験や情報にとらわれて創造的な一歩を踏み出せない日本企業に対して、示唆的な内容を含んでいるように思えます」

経営学の分野に属するにしては異様にユニークなこの本の内容には、刊行して10年経とうとする今も、こうして気になる人が多いのですね。森さんのいう「創造的な一歩」を求める時代が本書に追いついてきたのでしょうか。

こんにちは、からまるです。

あのベストセラーメーカー・齋藤孝さんの新刊を、11月下旬刊行めざして準備中です。タイトルは『いつも余裕で結果を出す人の複線思考術』です。

同じような仕事をしているはずなのに、なぜかいつも余裕があって、夜はさっさと帰ってリア充な雰囲気を醸し出している。しかも誰よりも売上を上げている。そういう人が皆さんの会社の中や知り合いにいませんか? うらやましいことこの上ないですね。格好いいし。からまるはけっこう仕事が遅い人間なので、なおのことうらやましいのです。

では、そういう人とからまるの違いは何か。そりゃ地頭の違いでしょ、では、からまるの場合は正解だとしても、そこで話は終わってしまいます。地頭の違い以外に、頭の使い方の違いがあるはずです。どのように頭を使えばいいのか? それを齋藤孝さんに伺ってできたのが、この本なのです。

「複線思考」がその頭の使い方になるわけですが、その話を明日から追々。

こんにちは、からまるです。

先週のエントリで書いたように、19日と20日に福岡に行ってきました。目的はいろいろとあって、19日の仕事はなかなか波瀾万丈の結末を迎えたのですが、それはまた別の機会に書くとして、20日は『画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録』の山本作兵衛さんの原画展を公開中の田川市石炭・歴史博物館を訪ねました。

山本作兵衛旧居跡本当は校了前に見るべきだった原画には、その美しい色彩と繊細な文字に心打たれました。さすがに実物の質感は実際に見ないとわからないものです。

博物館に行く前に、ご親族の方のご案内を受けて、作兵衛さんのお墓参りと、旧居跡の訪問も叶いました。写真は旧居跡の土地にあった石炭です。ご親族の方は、この土地から出てきたものはすべて、第三者にはがらくたのように見えるものでも保存するのだとおっしゃっていました。

こんにちは、からまるです。

来週月曜火曜で福岡に行ってきます。目的は、新企画の打ち合わせと対談。『画文集 炭鉱に生きる』の山本作兵衛さんの原画を展示している田川市石炭・歴史博物館をお訪ねする予定もあります(本当は校了前に行きたかったのですが)。

新企画用の対談は、もつ鍋屋さんでもリラックスして行うことになっていて、これはとても楽しみ。という次第で、月曜火曜のこの日記はお休みし、水曜日に福岡のご報告をしますね!

こんにちは、からまるです。

今日、新しい原稿が届きました。からまるにとって2冊目の+α文庫、しかも書き下ろしです。+α文庫では滅多にない書き下ろし作品に挑戦することになったのです。

この企画は、すでに25冊を出している、ある大人気シリーズの最新作になります。実は当初、からまるは、そのシリーズの既刊書はまだ文庫になったことがないので、最も売れた最初の本の文庫化を著者の方に提案しました。著者の方は賛成してくれたのですが、親本の版元さんが、「こんなに売れている本を文庫にするのは早すぎる」と反対されました。

当然だと思います。からまるも逆の立場だったら、そう判断するでしょう。しかし、それを受けて著者の方から、だったら文庫書き下ろしを出そうと提案されました。思わぬ展開に喜んだのはもちろんです。

刊行は12月の予定ですので、来月にはご紹介できると思います。

こんにちは、からまるです。

企画資料として読んでいる出口治明さんの『人生を面白くする 本物の教養』(2015年9月刊、幻冬舎新書)が今、ベストセラーになっていますね。この本の著者「あとがき」の後に、本書のライティングを担当された藤田哲生さんが、「あとがき」のあとがきを書いています。これはとても珍しい!

「ようこそ「出口塾」へ!」という見出しで、「このたび、ご縁があって本書のライティングを担当させてもらいました」と、堂々の書き出し。「取材は楽しい時間になりました」など、本の制作の様子にも触れています。

ブックライターが、こうした文章を本の中に載せられるようになったのですね。出口さんと担当編集者さんの英断が垣間見えます。

こんにちは、からまるです。

こんなこともあるんですね。2013年の夏に完全に止まってしまっていた企画が、再起動することになりました。いろいろと複雑な事情があるのですが、原稿の一部が書き上げられたままストップしていたものが、2年以上経って再び始まるなんて、からまるは経験したことがありません。

それだけ、この企画は最後までやり通したかった。来年春には陽の目を見る予定になってきたので、改めてご紹介できたとき、皆さんに「なるほど」と思っていただける本になるはずです。この2年間に周囲の様子はずいぶん変わったし、社会もすっかり変わりました。でも、企画中止にするにはあまりに惜し過ぎる、時代を超えた不朽のエピソードがたくさんある本なのです。どうかお楽しみに!

こんにちは、からまるです。

本日発売の雑誌「文藝春秋」の「今月買った本」という連載で、あの池上彰さんが竹森俊平さんの『欧州統合、ギリシャに死す』を取り上げてくれました! 全10冊のうちの1冊です。

ヨーロッパの難民問題から始まる原稿の3番目に登場します。でもその紹介の後に、

「この書名は名作『ベニスに死す』を下敷きにしているのでしょうね。著者の念頭にあったのは、トーマス・マンの小説か、ルキノ・ヴィスコンティの映画の方か」

と書かれているのですが、うーん、たしかにこのタイトルは竹森さんが考えたのですが、そこから来たのだったかな?

ちなみに、からまるは大学生の頃、映画館のリバイバル上映で「ベニスに死す」を何度も見た思い出があります。本当に美しい映画でした。トーマス・マンの原作を読んだのは映画の後でしたね。社会のことなんて何一つわからなかったくせに、人生をこじらせていた頃。懐かしいです。

こんにちは、からまるです。

炭鉱に生きる文庫先月、+α文庫の一冊として刊行した山本作兵衛さんの『画文集 炭鉱(ヤマ)に生きる 地の底の人生記録』の紹介が、今度の日曜日の地方新聞各紙に掲載されるようです。共同通信社さんから連絡がありました。

そのとき電話で聞かれたのは、この本には全部で何点の画が収められているのか、という点でした。紹介記事に数字を入れてくれるのでしょう。きちんと把握していなかったからまるは、時間をもらって数え直しました。結果は、148点! 280ページの本にこれだけたくさん入っているのですから、お得ではないでしょうか。

こんにちは、からまるです。

今年4月から5月にかけて第二期を開講した「上阪徹のブックライター塾」に集ってくれた方々から、最近、ぞくぞくとブックライティングした本や自著が刊行されたという報告が入ってきます。本当に素晴らしい!

佐藤智さんは先月下旬、『公立中高一貫校選び 後悔しないための20のチェックポイント』という本を上梓しました。版元はディスカヴァー・トゥエンティーワンさんです。きっとこの分野に目利きの編集者がいらして、いいコラボができたのでしょう。

丘村奈央子さんは、先月下旬にCCCメディアハウスから刊行された村田智明さんの『問題解決に効く「行為のデザイン」思考法』のブックライティングを担当されました。構成がきちんとした、ユニークな本。あとがきにちゃんと「ブックライター」と書いてあるのが新鮮です。

本ではありませんが、NewsPicksの編集者になられた呉琢磨さんは、リクルートの取り組みを取材した記事の執筆を玉寄麻衣さんに依頼して、話題になるような記事ができあがっています。

こうした報告には心が躍りますね。じつはからまるもごく最近、第二期の塾生だった方にブックライティングを依頼したのです。どんな本なのか、今月下旬にはご紹介できそうです。

こんにちは、からまるです。

チーム・ブライアン小フィギュアスケートのシーズンが始まりました。10月3日に行われたジャパンオープンで浅田真央選手が競技に復帰しました。表情が穏やかになったように見えて、滑りも演技も素晴らしかったですね。引き込まれました。

浅田選手に限らず、今シーズンは昨季休養したパトリック・チャン選手をはじめとする有力選手のほとんどが復帰するようです。日本勢は宇野昌磨選手が本格的にシニア参戦し、ジャパンオープンのフリーでは早くも180点超えでした。男子シングルの第一人者、羽生結弦選手を脅かすような存在に成長するかもしれません。楽しみですね。

昨年11月に刊行したブライアン・オーサーさんの『チーム・ブライアン』、今シーズンでのさらなる異次元入りを羽生選手に期待して、シーズン入りとともにきちんと売ろうと思っています!

こんにちは、からまるです。

8月に刊行した竹森俊平さんの『欧州統合、ギリシャに死す』、アマゾンのカスタマーレビューがすごいですね。レベルが高いのです。とくに10月1日付けのkumaさんのレビューの最後が次のような感じで面白いのです。

「残念ながらアルゼンチンの教訓は活かされず、銀行を助けるだけの救済策になってしまった。ドイツ旦那は「減免してほしければ一時的にでもユーロ圏を出て行け」と言い、フランス奥さんは「追い出しは欧州統合の理念に反するから絶対だめよ」という。筆者がいう通り、家庭崩壊の危機である」

ドイツが旦那で、フランスが奥さん。やっぱり、この逆ではないのですよね。

こんにちは、からまるです。

ギリシャに死す1ヵ月ちょっと前に『欧州統合、ギリシャに死す』を刊行した竹森俊平さんの著者インタビューに付き添いました。インタビューしてくれたのは講談社の月刊誌「クーリエジャポン」です。

その内容は今月下旬に出る雑誌を見てもらうしかありません。先月の総選挙で勝ち、チプラス政権はギリシャ国民の信任を得ました。いったんユーロ関連のニュースは小康状態になったように見えますが、『欧州統合、ギリシャに死す』に書かれているように、かなり厳しい支援策にいつまでギリシャが耐えられるのか、はたまたあっと驚く代理通貨のアイデアが登場するのか、注目したい点は尽きません。

なお、本書は9月27日付けの日本経済新聞読書面に短評が掲載されました。「当時の迷走劇を軽妙なタッチで読み解いた。規律主義を貫くドイツと指導力の衰えたフランスの関係が壊れ、ユーロ体制に深刻な亀裂が走ったと指摘する」、と。どうもありがとうございました<(_ _)>

こんにちは、からまるです。

ある企画の資料として某ノンフィクション本を読んでいます。それなりにデータやコメント(ただし多くが匿名)を集めて書かれてはいるのですが、それにしてもずいぶんヒドい作品ではないかと思うのは、それらデータやコメントを受けて、次のような書き方が多いことです。

「~であっても不思議ではない」
「~あるような気がする」
「~の気配が濃厚である」
「~であることも肯ける」

取材したデータやコメントだけではわからなかったものを、「気配が濃厚である」と無理矢理自分のストーリーにあてはめる。「肯ける」なんて、書き手が勝手に「肯ける」ことをもって真実であるかのように書くに至っては笑うしかありません。一事が万事、いったい、どうしたらこのような書きっぷりでノンフィクションになり得るのでしょう。「妄想ノンフィクション」というトンデモなジャンルが存在するなら別ですが。

このアーカイブについて

このページには、karamaru2015年10月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはkaramaru: 2015年9月です。

次のアーカイブはkaramaru: 2015年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4